-
CICADA
20话 / バナーイ / 小学館
2024-5-6
山田玲司の絵は線が雑に見えて好きじゃないが、こちらはリリカルな雰囲気がよく出ていた。 漫画がきっかけで特殊能力に覚醒する設定は面白いのだが、打ち切りなので微妙。冒頭シーンが終盤に繋がるので、最初から予定されていた構成なのだろうか……登場する漫画がどれも小学館系列に偏っているので、他社の名作も取り上げてほしかった。 -
因为太寂寞了而叫了百合风俗小姐的报告 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
6话 / 2016-06-17 / 永田カビ / イースト・プレス / 144
2024-1-26
タイトル詐欺といおうか、レズ風俗の描写は殆どない。本作でメインになるのは「さびしすぎて」の部分。なぜ著者はそんなに寂しくてしんどいのかが、長々と尺を割いて語り起こされる。 毒親ものに分類するのは簡単だが、自分は違和感を覚える。というのも、親のこと本当に嫌いなの??作中では「母親が嫌いだ」と断言してるのだが、成人してからも母親に抱き付いたり乳をさわったり、べったり甘えてるのを見るととてもそうは思えない。 それ以上に、本気で嫌って憎んでたらあんな風に描かない。もっと醜く、露悪的に描く筈だ。 -
涡森今日子对宇宙不抱有期待。 渦森今日子は宇宙に期待しない。
2016-02-27 / 最果タヒ / 新潮社 / 288
2023-10-17
皆が当たり前のように通る季節を当たり前に通ることが出来なくて、どうしてイマなんだ、決めてしまうことにそんなに意味があるのか、と悩める時期でした。まるで一生を抱えたかのように狭き一つの道を進んで行った同志達は、今何人その夢を叶えられたのだろうと考えます。あの季節はもう戻らないけれど、決してあの頃が全てではなく、大人になればそれだけキラキラしたものにも出逢える。苦しいとき、あの時踏ん張れたということ、それが生きていく上での自分にとっての支えになるのだと思います。 -
小百合 完全版 サユリ 完全版
2015-12-24 / 押切蓮介 / 幻冬舎
2024-1-29
ばあちゃんが最恐にして最凶の妖怪だった。老人力大爆発。 壁の中から聞こえてくる弟の悲鳴とかトラウマシーン盛り沢山なのに、ばあちゃんが本気出してから悪霊がびびって霞む勢いで無双が続く。 そりゃ生きることに背を向けたひきこもりの小娘より、激動の数十年を死に物狂いで生き抜いたばあちゃんのほうが怖いし強いわ。