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“文学少女”与渴望死亡的小丑 “文学少女”と死にたがりの道化
7话 / 2006-04-28 / 野村美月 / エンターブレイン / 254
2024-3-9
太宰治『人間失格』をモティーフにそこに挟まっていた告白の手紙と登場人物の思春期の葛藤や心の傷がリンクする。 物語の登場人物への共感は読書の醍醐味だが、本の中の死と現実の死を結び付けてはいけない。太宰治の作品には生きる希望をつたえるものもある。 文面にも物語の明朝体と手紙のゴシック体の2つが、現実と心象、現在と過去を表現し、それが一連の流れとなって物語が進む。その表現が『はてしない物語』へのオマージュのようでもあった。 -
きみの友だち
2005-10-20 / 重松清 / 新潮社 / 316
2024-7-12
子どもは大人が思うより必死に考えている。 そんなことを感じさせてくれる作品。 不器用で純粋な子どもの友情に 涙が自然とこぼれる。