鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-

ep.10 最高のプロポーズ

时长:00:46:24 / 首播:2013-06-11
 最近の上羽鴨(松下奈緒)の働きぶりを見ていた峰岸鼓太郎(笹野高史)は、鴨にそろそろ隠居を考えていると話す。しかし、鴨はそれを冗談だと話を聞き流した。

 「上羽や」にレストラン業界の帝王と呼ばれている松原祐一郎(矢島健一)とビルオーナーのジェームス・ハワード(イアン・ムーア)が客としてやってきた。松原は40年前に「上羽や」で男衆として働いていて、高級ホテルにヘッドハンティングされ大成していた。寺石秀(高杉亘)から、当時、峰岸もヘッドハンティングされたが断ったと聞いて驚く仲居たち。峰岸を自分の部屋に呼んだ松原は、今も男衆を続けている峰岸に同情し、自分の会社にこないかと声をかけるも、峰岸はすぐに断った。

 松原は、翌日は梅垣鈴風(若村麻由美)のはからいで普段は見ることのできない文化財の観賞に行くので早朝に出かけると鴨に告げる。さらに「上羽や」も鈴風を見習って、客を選び、特別なプランを用意しておもてなしすれば大成すると助言をする。

 夕食時、寺石が松原の部屋に呼ばれた。松原は、ハワードが寺石の料理にいたく感動したと、近々ニューヨークにオープンする予定の高級日本食レストランでリーダーとして働かないかと勧誘する。高額な年棒を提示され戸惑う寺石に、なるべく早くサインをして欲しいと契約書を差し出した。

 翌朝、実家に帰るとの書き置きを残して峰岸がいなくなった。鴨は峰岸の実家が舞鶴だと聞いて、すぐに連れ戻しに向かう。加茂京介(大東駿介)の運転で舞鶴にやって来た鴨は、独身のはずの峰岸の家で庭掃除をする女性・遠野春子(松坂慶子)を見かける。声をかけ、「上羽や」の女将であることを告げると峰岸は海にいると教えられた。

 鴨が海を眺めていた峰岸に声をかけると、峰岸はこんなやり方をしたことを謝罪しつつも「上羽や」を辞める決心は変わらないという。峰岸は若い人を育てるためには自分が身を引くべきだと言い、さらに最近は客の名前が覚えられなくなってきていることを告白し、改めて辞めさせて欲しいと頭を下げる。すぐに答えは出せず、考えさせて欲しいと返事を保留にする鴨。

 峰岸の家に戻った鴨と京介は、春子に峰岸との関係をたずねた。すると春子は許嫁だと言い…。

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