鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-

ep.8 女将たちの仁義なき代理戦勃発

时长:00:46:24 / 首播:2013-05-28
 「上羽や」の経営も少しずつ軌道に乗り始め、昔からの常連客に先代女将とは違う魅力があると言われて上機嫌の上羽鴨(松下奈緒)に、衣川周平(椎名桔平)は常連客の3割が離れていることを告げる。そんな中、鴨にある人物から電話が入った…。

 その日の深夜。従業員総出で周辺を見回り、マスコミや怪しい人物はいないと連絡を受けた財務大臣の仲代公吉(松平健)と秘書の宮下晋太郎(瀬野和紀)が、裏口からこっそりと「上羽や」に入って来た。仲代は、政策の相違で総理大臣の殿村克彦(田村亮)との対立が噂されており、常にマスコミに追われている状態だった。部屋に入った仲代は、鴨と衣川に、別件で京都へ来ている殿村と極秘で会談を予定していることを話し、不用意に騒がれないためにも自分がここにいることを隠して欲しいとお願いする。

 翌日、従業員を集めた鴨は、仲代が宿泊していることを他言しないよう箝口令を敷く。直後、梅垣鈴風(若村麻由美)が「上羽や」にやって来た。鈴風は「梅垣屋」に宿泊している殿村から、明日18時に「梅垣屋」で会談したいという仲代宛ての伝言を告げる。鴨がそれを仲代に告げると、その時間はすでに別の用事が入っているという。別件の時間をずらそうとする仲代だが、宮下は先方の言いなりになるのは仲代を支持する党員たちにも顔が立たないと反対する。

 会談は明日21時に「上羽や」で、との仲代の意向を伝えるため、鴨と衣川は「梅垣屋」を訪ねた。殿村に直接会い時間と場所の変更をお願いするが、殿村は耳を貸さず、それならば会談はなしにすると一蹴。再度検討をお願いしようとする鴨を鈴風が止める。「上羽や」に戻った鴨が殿村の意向を話すと、宮下がこっちも主張は変えないと即答。それでは会談が実現しないと食い下がる鴨に、塩見鞠子(かたせ梨乃)と宮下は口を出さないようにと一喝する。部屋を出ると、鞠子は鴨にこれ以上何もしないように厳しく言い渡す。

 自分が何もできないことにもどかしさを感じていた鴨に、峰岸鼓太郎(笹野高史)が声をかけてきた。鴨に掛け軸の手入れを手伝わせた峰岸は、鴨にも仲代の役に立てることがあると言い…。

吐槽箱