人形佐七捕物帳

ep.1 羽子板娘

时长: / 首播:2016-10-04
江戸では巷で噂の小町娘“江戸三小町”が選ばれ大層評判となり、人気にあやかった羽子板屋が三人娘の似顔羽子板、汐汲・藤娘・春駒をそれぞれ売り出したところ、飛ぶように売れていた。ところが、その一人のお蓮が酔っぱらって足を滑らせ川で溺死。続けて、小料理屋「辰源」の娘・お蝶が稲荷裏で何者かに殺される。お蝶の遺体のそばには似顔羽子板・藤娘の首が切り裂かれた状態で見つかった。
神田お玉が池の岡っ引き・人形佐七(要潤)は、縄張り内の質屋「紅屋」の娘・お組が“江戸三小町”に選ばれたことを年上女房のお粂(矢田亜希子)や子分・辰五郎(三浦涼介)と喜ぶが、子分の豆六(池田純矢)からお蝶殺しの報せを受け現場へ。刺殺されたお蝶の亡骸と切り裂かれた右向きの羽子板を見て思案する佐七に、与力・神崎甚五郎(小木茂光)は、溺死したお蓮の初七日の晩にお蓮の似顔羽子板・汐汲も首を切り裂かれて見つかっていたことを告げる。“江戸三小町”を狙った連続殺人の可能性が浮上し、お組が次に狙われるのではと睨む佐七。その後の聞きこみで、お蝶にはある縁談話が進んでいたが、その相手がお組に惚れていたことを掴む。しかし、当のお蝶は縁談に乗り気ではなく、女中頭の協力を得て裏長屋に住む紋三郎と稲荷裏で逢瀬を重ねており、その紋三郎は事件以来、行方をくらましていた。「紅屋」に向かった佐七は、女将・お園(田中美奈子)からお蝶の縁談相手とお組のことを聞き出そうとするが一蹴されてしまう。そんな中、お組は母・お園と一番番頭・清兵衛(原田龍二)が深い仲になっていることに懸念を抱いており…。
数日後、姿を現した紋三郎はお蝶殺しを否定。そして裏長屋の物干しからお蝶の部屋の壁に映るように鏡を反射させ、合図を送り逢引していたことを白状する。佐七は、事件当日に女中頭が見た反射光がいつもと反対の壁であることから、反射光は「辰源」の座敷から送られたと断定。当日、座敷にいたという鬼瓦紋の羽織に紫頭巾を被った人物がお蝶を呼び出したと推測する。佐七は紫頭巾の人物を追うとともに、つかみどころのない一連の事件の鍵を握るのが「紅屋」だと踏むが、お組が突然姿を消してしまい、首が切り裂かれた羽子板・春駒が店の軒先で発見され…。
果たしてお組は無事なのか?そして羽子板娘が狙われた理由とは?佐七が羽子板の謎に気づいた時、事件は大きく動き出す!

ゲスト出演者

紅屋番頭・清兵衛---原田龍二

紅屋女将・お園---田中美奈子
紅屋の娘・お組---田中明
辰源の娘・お蝶---君島光輝
与力・神崎甚五郎---小木茂光

スタッフ

【脚本】稲葉一広
【演出】村谷嘉則
【プロデューサー】瀧川治水、井口喜一、伊賀宣子
【製作】BSジャパン、バンエイト

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