由也&鷹野に新たな試練が訪れる―――――!! 夜の闇の中、オレと鷹野先輩を乗せてバイクは疾走する。 『―――ここで手を離したら、どうなるんだろう』 ……いっそのこと、先輩と出会わなければよかった。 そうしたら、嫉妬する醜い気持ちや人を好きになる苦しさを知らないでいられたのに。 鷹野先輩との出会いから、丸ごと消えてしまった俺の記憶。 『ねえ、先輩。オレはどうして先輩のこと忘れちゃったんだろうね。こんなに好きなのに―――』 「……俺は、知らずに由也を傷つけていたのかもしれない」
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