高校生の今村俊之は新しい学年になってすぐから居眠りばかりしていた。
ある日の昼休み、屋上で昼食を取った後に一眠りし、起きると目の前に空を見上げる女の子がいた。
橘瑞穂という名前のその彼女と俊之は仲良くなり、いくつかの季節を共に過ごしていたが…
春の出会いから始まり、暑い夏、二人の仲がさらに良くなる秋、雪が降る冬、お正月、そして物語が大きく動く春、
という一年間の物語で、一時間もしない内に読み終わるように短い話なのですが、
それぞれの季節、そこでの二人の関係がしっかりと描かれていました。
友達以上恋人未満というような二人のやりとりが微笑ましかったです。
ラストが若干読み手を置いてけぼりにしていて盛り上がりに欠ける感があるものの、
短い中に綺麗にまとめられた、良い作品でした。
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ある日の昼休み、屋上で昼食を取った後に一眠りし、起きると目の前に空を見上げる女の子がいた。
橘瑞穂という名前のその彼女と俊之は仲良くなり、いくつかの季節を共に過ごしていたが…
春の出会いから始まり、暑い夏、二人の仲がさらに良くなる秋、雪が降る冬、お正月、そして物語が大きく動く春、
という一年間の物語で、一時間もしない内に読み終わるように短い話なのですが、
それぞれの季節、そこでの二人の関係がしっかりと描かれていました。
友達以上恋人未満というような二人のやりとりが微笑ましかったです。
ラストが若干読み手を置いてけぼりにしていて盛り上がりに欠ける感があるものの、
短い中に綺麗にまとめられた、良い作品でした。