初恋の君。～初恋の彼女を諦められない絶倫双子兄弟と8年ぶりの再会から始まる愛執トライアングル～

8年ぶりの再会から始まる、いびつな三角関係

今日は都内の一軒家レストランを貸し切っての同窓会。
中高と共に過ごした仲間たちの結びつきは強く、卒業以来たびたび開催されていたが、
新型感染症の流行もあって、派手なパーティも数年ぶりだ。
すでに皆、就職も決まっている。久しぶりに再会した旧友の近況を聞きながら会話に花を咲かせていると、
あなたはこの会場に元クラスメイトの渋谷春佳・奏多(しぶたに はるか・かなた)が来ていることを知る。

渋谷兄弟と顔を合わせるのは中学二年の夏以来だったはずだ。
サッカーが得意で明るく元気な奏多と、大人びていていつも難しい本を読んでいた春佳。
一年の時に春佳と一緒にクラス委員を務めたことがきっかけで仲良くなり、そのうち奏多とも仲良くなった。
夏休みには、三人で遊びに行くようなこともあって……。
このまま中学も高校も一緒だと思っていたのに、二学期が始まって間もなく転校してしまった。
あとで担任から、親の仕事の都合か何かだと聞かされた気がするが……その辺の記憶ははっきりしない。

ふたりは今、どんな大人になったのだろう。
浅黒い肌に、色素の薄い瞳。ふたりとも目元の似たような場所にほくろがあって……。
ぼんやりと彼らの遠い記憶を辿っていると、あなたは大きな背中にぶつかってしまい――。

8年前の回想を挿みながら進んでいく物語。
止まっていた時計が動き出し、胸の奥に眠っていた想いが溢れ渦巻く。
三者三様の思惑が交差する愛執ラブストーリー。

渋谷春佳　CV.彩和矢
渋谷奏多の双子の兄。
冷静で思慮深い性格。弟とは逆に、集団のなかで目立つような存在ではなく、
一人で本を呼んだりゲームをしたりすることが好きで、交友関係は狭い。
中学一年の頃、同じクラスでクラス委員を共に務めたことをきっかけに、あなたと良く話す仲になった。
あなたに初恋とも言える淡い恋心を抱いていたが……。

渋谷奏多　CV.彩和矢
渋谷春佳の双子の弟。
親しみやすく快活で、どこにいても場の中心となるような魅力ある人物。
女の子と遊ぶことや寝ることが好きで、高校大学とそれなりに遊んできた。
小中高とサッカー部に所属していて、大学ではフットサルサークルに所属。
幼い頃から春佳のものを欲しがる癖がある。
8年前の夏祭りの日から、あなたのことが忘れられずにいて……。

あなた　CV.なし
私立の中高一貫校に通っていたが、渋谷兄弟の転校と同時期に転居。
その後高校進学を機にまた同校へと戻ってきた。
中学時代は春佳と共にクラス委員を務め、渋谷兄弟とは親交があった。
真面目で、どちらかというと頭の中で色々考えて思い悩んでしまうが、一度決心したことは最後までやり抜くタイプ。