非正規公務員、丸山千尋の悪徳 小说

原作立川浦々×装画楝蛙、ライトノベル『公務員、中田忍の悪徳』正統タッグが300ページ超の大ボリュームで放つ、超公式的非公式スピンオフ!

忍の自宅に〝エルフ〟が顕現する、およそ8年前。
厄介払いの果ての果て、区役所福祉生活課に左遷された若手地方公務員、中田忍は、己の信義を貫くがあまり、課内を大混乱に陥れる。

〝異世界エルフ・河合アリエル〟が中田忍に反旗を翻し、同居継続を勝ち取った現在。
自立に向けた社会経験として、忍や由奈と同じ〝福祉〟の現場で働きたいと息巻くアリエルに、忍は思い直すよう懇願する。

交錯する過去と現在、その中心で鍵を握る非正規公務員、丸山千尋。
彼女の揺らした小さな波紋が、中田忍や一ノ瀬由奈、堀内茜に菱沼真理、果ては異世界エルフ、河合アリエルの運命すらも塗り替えてゆく。

『生きてるって、なんだろ?』
『生きてるって、なあに?』

福祉生活課、お仕事パートの集大成。
〝機械生命体〟中田忍が、今も福祉を続ける理由とは……?

（本作品はガガガ文庫出版『公務員、中田忍の悪徳』シリーズの、著者自身による非公式自費出版書籍となります。
　ガガガ文庫編集部様と相談調整の上出版しておりますが、小学館ガガガ文庫公式の出版物ではございません。
　また、内容は本作単巻で完結している一方、位置付けは『公務員、中田忍の悪徳』スピンオフ作品となります。
　時系列は『公務員、中田忍の悪徳』5巻と6巻の間を想定しています）