トシカン～都市伝説観測委員会～ 游戏

喧騒渦巻く都市の一部では、都市伝説というものが今も人づて、
ネットを通して広がり肥大化していっていた。
中には「死亡した被害者」にしか伝えられるはずがない都市伝説もあり、
時に「じゃあ、この話を最初に伝えたのは誰なの？」と疑問をもたれていた。
至極もっともな疑問。けれども、そこには理由があったのだ。

都市伝説観測委員会。通称トシカン。
この組織はその理由を証明する場所の一つ。
決して干渉せず、都市伝説を観測し収集・拡散する。

この不可思議な組織に主人公/東堂は訳ありで所属することになった。
彼を含めて構成員は3人だけの弱小支部。
都市伝説の被害者に干渉できない、助けられないということに悩まされつつも、
彼は都市伝説を観測して本部へ報告する日々を送っていた。

しかし、ある日の活動で彼らの運命は大きく変わった。
学校近くの線路に現れるという異形の殺人鬼『ツギハギ・ネロ』の観測。
双眼鏡を持ち、本部から送られた情報をもとに彼らは丑三つ時に情報の場所へと向かう。
そこで起きることの恐ろしさを理解しないままに……。