■ストーリー
主人公・吉良桂介は留年の危機を迎えていた。
なんと全科目赤点というグランドスラム。
そこで教師たちが留年回避の提案として出してきた条件は、桂介の幼馴染み・五十嵐凛を生徒会長に立候補させ、
全国生徒会コンテストに出場させることだった。
──彼女なら、壮絶なコンテストにも通用するだろうと、学校関係者は元より在校生徒の誰もがそう思っていた。しかし、
『絶対に、い・や・で・すっ!!』と大拒絶。
そこで白羽の矢は、予想もしない方角から、桂介の頭にずっぷしと刺さった。
桂介はやむなく彼女の説得に赴くが、返ってきた返事は美しい御足から顔面へと放たれた蹴りの一撃だった。
かと言って、引き下がるわけにもいかない桂介は、あの手この手で彼女を説き伏せようと必死に奔走するのだった。
■全国生徒会長コンテストとは
時の内閣総理大臣の鶴の一声により、それは始まった。
『最も優れた人材が、最も優れた国家を牽引するッ!』
その資質を内に秘めた若き才能の芽を見つけ出す為に、相応しい待遇を与えることを提唱し
全国規模の巨大な選抜大会が立ち上がる。
すなわち——全国生徒会長コンテストの幕開けである。
その栄光の座に輝いた者と所属する学校には、国家を挙げての巨大プロジェクトに相応しい、
豪奢な報酬が用意されているのである。
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主人公・吉良桂介は留年の危機を迎えていた。
なんと全科目赤点というグランドスラム。
そこで教師たちが留年回避の提案として出してきた条件は、桂介の幼馴染み・五十嵐凛を生徒会長に立候補させ、
全国生徒会コンテストに出場させることだった。
──彼女なら、壮絶なコンテストにも通用するだろうと、学校関係者は元より在校生徒の誰もがそう思っていた。しかし、
『絶対に、い・や・で・すっ!!』と大拒絶。
そこで白羽の矢は、予想もしない方角から、桂介の頭にずっぷしと刺さった。
桂介はやむなく彼女の説得に赴くが、返ってきた返事は美しい御足から顔面へと放たれた蹴りの一撃だった。
かと言って、引き下がるわけにもいかない桂介は、あの手この手で彼女を説き伏せようと必死に奔走するのだった。
■全国生徒会長コンテストとは
時の内閣総理大臣の鶴の一声により、それは始まった。
『最も優れた人材が、最も優れた国家を牽引するッ!』
その資質を内に秘めた若き才能の芽を見つけ出す為に、相応しい待遇を与えることを提唱し
全国規模の巨大な選抜大会が立ち上がる。
すなわち——全国生徒会長コンテストの幕開けである。
その栄光の座に輝いた者と所属する学校には、国家を挙げての巨大プロジェクトに相応しい、
豪奢な報酬が用意されているのである。