俺は瑞希と二人で校門前の並木道を歩く。
並木道は俺たちと同じく登校する生徒であふれていた。
いつもと変わらない朝。
いつもと変わらない登校風景。
いつもと変わらず、壮観だった。
―――それもそのはず、制服がみんな違うのだ。
うちの学園には他にはない独自のシステムがある。
それが、この自作制服システムだ。
各々が好き勝手に制服を作ってかまわないのだ。
というわけで、俺の隣を歩いている瑞希も自作制服。
うちの母さんが瑞希のために作ってやったものだ。
もちろん、俺も手伝ってやったが。
俺はその制服を少し複雑な心境で眺めながら歩く。
この道の先に何が待ち受けているのかも知らずに。
more...
並木道は俺たちと同じく登校する生徒であふれていた。
いつもと変わらない朝。
いつもと変わらない登校風景。
いつもと変わらず、壮観だった。
―――それもそのはず、制服がみんな違うのだ。
うちの学園には他にはない独自のシステムがある。
それが、この自作制服システムだ。
各々が好き勝手に制服を作ってかまわないのだ。
というわけで、俺の隣を歩いている瑞希も自作制服。
うちの母さんが瑞希のために作ってやったものだ。
もちろん、俺も手伝ってやったが。
俺はその制服を少し複雑な心境で眺めながら歩く。
この道の先に何が待ち受けているのかも知らずに。