魔術士オーフェンはぐれ旅　新装版7 小说

●我が運命(さだめ)導け魔剣

　　レジボーンを降りたオーフェンたちは、消えたアザリーの手がかりを見つけられぬまま、麓の町・ナッシュウォータにとどまっていた。暇を持て余したクリーオウは、町で偶然、魔剣「フリークダイヤモンド」の所持者であるロッテーシャと黒尽くめの剣士・エドとの抗争に巻き込まれてしまう。クリーオウはロッテーシャ側の剣士・ライアンと共にエドを退け、そのままロッテーシャの剣術道場に居座ることに。そこに招かれたオーフェンも多少のトラブルはありつつも穏やかな日々を過ごすのだが、そんな日々が長く続くはずもなかった。全身を変形させる好戦的な化け物、レッド・ドラゴン種族が現れたのだ。彼らは語る。アザリーのせいで、オーフェンは世界中から注視されているのだと。
　　のんびりムードから一転、急転直下のシリアス展開!


●我が心求めよ悪魔

　　ロッテーシャを加えたオーフェン一行は、エドとライアンを追って自治都市・アーバンラマへと至る。しかし、クリーオウは過労のために倒れてしまい、ロッテーシャは復讐のためにエドを追って姿を消した。オーフェンは、ロッテーシャを止めるために単身アーバンラマの町を走り抜ける。オーフェンはエドの正体に心当たりがあり、それが正しければ最悪の結末が待っているからだ。その頃、マジクたちはオーフェンのいない隙を突いて現れたライアンによって襲われていた。マジクはクリーオウを守るために最大出力の魔術を放つが、ライアンにはまるで通じない。マジクはオーフェンを呼ぶためにクリーオウを残して町に走るが、その後をライアンの仲間であるヘルパートが追っていた。
　　一途な心が、渦巻く陰謀に巻き込まれていく!