ケイトウ

細かいことは気にしない明るく朗らかな花騎士で、ヒメノカリスの友人。彼女からは「ケイちゃん」と呼ばれる。
「オッケー！」「ケッコーケッコー！」が口癖。とんでもない鳥頭、すなわち記憶したことをすぐに忘れてしまう健忘体質。
本人も自覚はあり、任務の内容など忘れてしまうと後が困る情報の保持のためにメモが欠かせない。
だが、ヒメノカリスの友人が務まっているのは、掛けられた暗示すらもすぐに忘れてしまうためにヒメノカリスの意図せぬ能力を無効化でき、
彼女と本心からの付き合いが出来る存在であるからという一面もある。武器は風見鶏を模したと思われる一輪車。頂部のニワトリの頭は回転する。こっち見んな。
ランギクの得物と似ているが、こちらは自走式であり、移動モーションからするとケッコースピードが出るようだ。様々な色の花が咲く鶏頭同様カラフルな衣装に身を包み、おしゃれのセンスは友人のヒメノカリスから評価されている。
ちなみにコスチュームの意匠で言えば、ケイトウのスカートのような規則正しく細かいドットを並べた模様は「バーズアイ」と呼ぶ。
また、頭の羽根飾りにある「⦿」の模様は、現在では「蛇の目」と呼ぶことが多いが、古くは「鳥目（ちょうもく）」とも呼び、
形の似ている江戸時代の穴開き銭も俗称でそのように呼んだ。
あるいは、田んぼなどに置かれる目玉模様の鳥よけ風船の意匠かもしれない。