種田正奈 种田正奈

山梨県富士吉田市出身。両親は彼女をリリィにするつもりはなかったが、高いスキラー数値を記録したことと、彼女自身が甲斐聖山への進学を希望したことでリリィへの道が開かれていく。
彼女が憧れたのは名門ガーデン甲斐聖山の儀仗隊のパフォーマンスであった。その完成度と華麗さに心を奪われた彼女は、持ち前の行動力で突進、推薦入学で聖山へと合格。そこで出会う同級生とは思えない早熟さを見せる夢野花音に、彼女は次第に憧れを抱くようになっていく。その後、正奈は持ち前の明るい性格や突出した能力に注目され、遂には等部３年時に生徒会長となる。仲間に推されて執行委員に立候補した花音とともに当選。正奈は花音と仕事をする中でさらに想いを募らせていくことになる。
鎌倉府（現神奈川県）への撤退指示が出された後、リリィ達に対してまだ中等部生だった花音は抗戦を呼びかける。正奈は花音を支持し結果、約半数のリリィが甲斐に残って戦うことになる。こうして高等部に進学した正奈は、花音と”牙の姉妹”になることを夢見るようになっていく。花音が聖山四柱に任じられるのを機会に正奈は告白するも、その願いは叶わず断られてしまう。その原因が汐里と知ると彼女は嫉妬の感情を覚える。
「いま、花音のそばで戦っているのは私なのに...」
複雑な思いを抱えたまま、彼女は今も山梨解放のために戦い続ける。