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CICADA
20话 / バナーイ / 小学館
2024-5-6
山田玲司の絵は線が雑に見えて好きじゃないが、こちらはリリカルな雰囲気がよく出ていた。 漫画がきっかけで特殊能力に覚醒する設定は面白いのだが、打ち切りなので微妙。冒頭シーンが終盤に繋がるので、最初から予定されていた構成なのだろうか……登場する漫画がどれも小学館系列に偏っているので、他社の名作も取り上げてほしかった。 -
ギャル医者あやっぺ (4)
2024-04-17 / 長イキアキヒコ / 竹書房 / 128
2024-5-5
最終巻。 前巻で4巻は2023年の冬との話だったのだけど、完全に2024年の春じゃん。 妙に好みにシックリくるギャグ漫画だった。 紙媒体でも買ってたりする。 終わるのスゴい寂しい。 もう、相変らず全体的に面白い。 でも、医療を扱っている漫画故に、たまにグロかったりするので注意が必要。 -
異世界小林幸子 ~ラスボス降臨!~ (1)
2024-04-08 / 國立アルバ / 秋田書店 / 160
2024-5-5
何故か自分の歌を全て忘れて、 ラスボスとして異世界に降臨した小林幸子さんが、 衣装と歌を取り戻しながら魔物たちを救っていくお話。 全てって・・・何曲あるんだろう? 随分昔に北島三郎さんが600曲くらいあって全ては覚えていないみたいなことを話してた気がするんだけど・・・。 小林幸子さんもだいぶ多いよね? ぶっちゃけ絵はまだ拙いし、あとがきでも触れてるように女の子も可愛くない。 でも、インパクト重視の漫画だから大した問題ではない。 むしろエスカルゴがスゴい気色悪さなんてスゴく良い。 ただ、歌の思い出し方が雑な気がする。 なんというか、なんとなく必要だったから思い出しました、みたいなお手軽さがある。 勝手に期待しておいて思い通りに助けてくれなかったから裏切られたってメチャメチャな言い分ではある。 -
ハートのミステイク
1993-10 / あらいきよこ / 小学館 / 186
2024-5-3
短編4作品収録。 「きみをレンタル」(1991年) 舞台がレンタルビデオ屋さんとカラオケボックスですよ、時代が感じられて素敵。 -
放課後ミステリクラブ (1) 金魚の泳ぐプール事件
2023-06-26 / 知念実希人 / ライツ社 / 160
2024-5-3
推理の面白さや伏線回収の気持ちよさを、子どもでも味わえるように作られていてよかった。 大人だったら犯人はなんとなくわかってしまうかもしれないけれど、動機なども含めた真相にたどり着ける人はそう多くないと思う。 親子で楽しめるミステリというのはとても素敵だなと思った。 -
成瀬は信じた道をいく
2024-01-24 / 宮島未奈 / 新潮社 / 208
2024-4-27
前作に続き気分爽快な存在、成瀬。 話の中で1番ドキッとした一文があって 「なぜ他人がわたしの将来に関心を持つのだろうか」と成瀬が呟くのだけど 確かに、自分含め他人からも言われることあるよな、と。 にしても本当、成瀬はかっこいいわ -
満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~
2021-12-07 / 望月麻衣 / 文藝春秋 / 238
2024-4-27
星詠みについては前2作ほどではなく、それぞれの視点からの長編でした。 鮎川さんの親の話で、とても真っ直ぐで強い藤子さんの過去から現在が書かれています。 「恋愛感情なんて大きな愛の中のひとつでしかない」なんて、カッコいいなぁと思います。 3作の中では1番好きです。うっすら涙しました。みんな幸せになってほしいですね。 -
成瀬は天下を取りにいく
2023-03-17 / 宮島未奈 / 新潮社 / 208
2024-4-11
好奇心旺盛で我が道を行く成瀬は学生時代に憧れたキャラ。そして、どこか不器用だったり不完全なところも共感できて自分と重ね合わせたりして。素直に面白かったです。