魔法医師の診療記録 (4) 小说

  • 出版社: 小学館
  • 价格: ¥734
  • 发售日: 2016-09-16
  • 页数: 374
  • ISBN: 978-4094516333
  • 作者: 手代木 正太郎
  • 插图: ニリツ

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    クリミアのスランプ。魔術を失った彼女は。

    古代インスマ文明の発祥の地、インスマ砂漠。
    灼熱の地に現れた人魚の死体。それに呼応するように、見たこともない海の夢を見始める砂漠の人々。

    スランプ脱出のために、インスマ砂漠に拠点を置く魔法医学史の権威・ハーネマンの元に訪れていたクリミアは、住人たちを治療しようと主張し続けるが、魔術を使用できなくなった彼女に為す術などない。
    さらに彼女の隣には、常にあったはずのヴィクターの姿がない。
    そこに、人魚の噂を聞きつけた、悪名高き解剖医ヴァネッサ・キャスパーが訪れる。再会する二人。深まる人魚の謎。

    片や結社の病院に一人残されたヴィクターは、クリミアを求めて旅に出る。

    インスマ砂漠を取り巻く謎を追うクリミアとヴァネッサ。
    ドゥンに冒されながらも旅を続けるヴィクター。それを支えるイングリド。

    そんな彼らの影で、ついにラー聖教が擁する最強の〈鉄鎚〉ラ・ピュセルが動き出す。
    黙示録の悪魔を殺すために存在する彼女の存在は、クリミアとヴィクターの旅、そして二人の関係にどのような危機をもたらすのだろうか。

    魔法医師の結社と教会の意外な関係。
    そしてヴィクターが罹患した妖病が、世界にもたらす影響とは。

    魔法医学史の根底を覆す、第4集。
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