-物語-
目覚めて最初に耳にしたのは男の声。けど目覚めたばかりの自分はその男はおろか、自分の名前すらも記憶になかった。
そんな何も持たない自分に、知り合いでも何でもなかったその男は気さくに話しかけてきた。
俺は何も疑う事なく、彼の言葉に従った。あまりに楽しそうに話しかけてくるその男の言葉と表情は、今でも鮮明に覚えている。
「遊ぼうぜ!」
そこから始まった新しい人生の一ページは、消すに消せないほど、色濃く記憶に記録されてしまった・・・。
あなたは、同類ですか?
小さな海沿いの町、天凡町を舞台に、この町に出来たばかりの大型デパート、通称『摩天楼』で起きた殺人事件を発端に、次々と人間が殺されていく。
普段物事に関心を抱かない主人公『雪吹紅介』が、初めて心の底から楽しめると思えたのがこの連続殺人事件だった。
たまたま事件に居合わせた雪吹紅介は、またとないチャンスと思い周りを気にせず事件に没頭していく。
が、次第に湧く理解不能な感情。離反し、失っていく仲間達。
仲間を失うと同時に何かを掴みそうになりながらも、紅介は事件の真相に少しずつ近づいていく・・・。
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目覚めて最初に耳にしたのは男の声。けど目覚めたばかりの自分はその男はおろか、自分の名前すらも記憶になかった。
そんな何も持たない自分に、知り合いでも何でもなかったその男は気さくに話しかけてきた。
俺は何も疑う事なく、彼の言葉に従った。あまりに楽しそうに話しかけてくるその男の言葉と表情は、今でも鮮明に覚えている。
「遊ぼうぜ!」
そこから始まった新しい人生の一ページは、消すに消せないほど、色濃く記憶に記録されてしまった・・・。
あなたは、同類ですか?
小さな海沿いの町、天凡町を舞台に、この町に出来たばかりの大型デパート、通称『摩天楼』で起きた殺人事件を発端に、次々と人間が殺されていく。
普段物事に関心を抱かない主人公『雪吹紅介』が、初めて心の底から楽しめると思えたのがこの連続殺人事件だった。
たまたま事件に居合わせた雪吹紅介は、またとないチャンスと思い周りを気にせず事件に没頭していく。
が、次第に湧く理解不能な感情。離反し、失っていく仲間達。
仲間を失うと同時に何かを掴みそうになりながらも、紅介は事件の真相に少しずつ近づいていく・・・。