若き居酒屋店主・紺屋康太が転生したのは、わずかな棚田でお米をつくり、エルフの娘がどぶろくを醸す、日本の里山を思わせる異世界。ひょんなことから康太は、超先進国からの客に饗宴の席を設けることになる。ただ、この土地の食材は乏しく、調味料も調理器具も、限られたわずかなものしかない。康太は『ないものはない、あるものはある』の精神と接客技術で饗宴を成功に導く。そして、エルフの娘の家に置いてもらい、異世界暮らしが始まる。ある日、康太は傷ついた少年のため、小麦もチーズもない世界で、ピザをつくろうと走り回る。神話をひもとき、失われたエルフの食材を得て焼きあげたローマピザの味は…!?
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