宿屋主人・アレクサンダーの母親であり「輝く灰色の狐団」崩壊の原因を作った人物・<輝き>。500年を生きる預言者<カグヤ>でもある彼女は、この世界に秘められた真実を語りはじめる。登場するのは今なお口伝や書物にその名を轟かす、きら星のごとき英雄たち。偉大なる伝承とともに語られる、人という種族をモンスターから解放した偉大なる人類史の立役者。だが、『輝き』は、その伝承を誤りだと言った。そうして語られる真実の中で、英雄は決して英雄ではなく、偉大なる者はまったく偉大ではなく、そして、その結末は決して幸福なものではなかった――。宿屋主人とお客の壮絶修行ファンタジー、急展開の第4巻!
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