京都に身を隠していた篠宮透子が、父親の京一郎に連れ去られた。京一郎は、姫羅盤である透子を連れ、七曜会の秘宝<闇月>を奪い香港へ逃走。七曜会の香港支部が管理する、もうひとつの秘宝<照日>をも狙っているという。七曜会から、〈闇月〉の回収と透子の奪還、〈照日〉の強奪阻止、京一郎の身柄の拘束を命じられた薫、卓也、聖司の3人も香港へ――。チャイナマフィアのボス・金龍基に匿われているという情報を掴んだ卓也と薫は偵察に。そこにいたのは金家族と力を封じられた透子、そして羅刹王の公子・黒鉄と、高千穂で卓也の〈鬼使い〉の力を覚醒させ自らも重傷を負った魏震華だった。そこで卓也は、透子の黒鉄への想いを知る。それでも自らの透子への想いを口にする卓也に、これまで抑えていた薫の想いが爆発する――。そんな時、京一郎が〈照日〉を強奪したとの情報が……!黒鉄、魏震華も動き出す―――。卓也達は無事秘宝を守り、透子を奪還できるのか……!?
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