ランギク

両親ともに漢方医という家に生まれ、幼いころから生薬の扱いを仕込まれてきた少女。
ランギク本人もメタっぽい発言をしているが、本作には他にも漢方医や見習い、薬師に薬問屋と漢方関係者が多い。そりゃ植物がテーマだからさもありなん。本人もはじめは親の跡を継ぎ立派な漢方医になるものと自分の将来を見定めていたが、
ある時ベルガモットバレーの騎士団に往診に出た両親の付き添いで花騎士を見て以来、花騎士にも憧れるようになった。
今でも漢方医の夢や技術を捨てたわけではなく、一つのことに集中したいという性分もあり、
花騎士と漢方医、どちらが自分の究めるべき道なのか迷っているというのが目下の悩み。幼少期から親しんだ漢方医学の知識には絶対の自信を持っており、「エッヘン♪」が口癖。団長には褒めてほしいタイプ。
その一方、体質に合った適切な薬の処方のため団長と騎士団全員への検診を申し出るなど、世話好きな性格でもある。
漢方医療と花騎士の2つにしか興味がないと語り、この2つのどちらかに集中している時にはどんなマルチタスクもテキパキとこなす。
しかし、ひとたび関係の薄い業務（会議や書類報告、戦闘時でも宝箱の回収など）が混じるや、頭が回らず知恵熱が出てしまう体質。
女の子らしいあれこれにも全く興味がなかったが、騎士団に所属し団長と出会ってから変わりつつあるようだ。武器兼乗り物は、漢方薬をすり潰すのに使う薬研車（やげんしゃ、「その他の情報」の「薬研とは」を参照）と一輪車、
さらに杖を合体させたような謎武器。
先端に大量についている球体は地雷になっており、敵陣にばら撒いて踏み潰すことで炸裂し、害虫にダメージを与える。
当たり前?だがこの武器で漢方薬を製剤しているわけではない様子。庭園モーションでは普通の薬研車を使っている。