アナベル

タチアオイの弟子にして貰う為に騎士団にやってきたと言う設定の為か、タチアオイをかなり意識している模様。
騎士学校時代から弟子入りを申し付けているが、事ある度に断われているようだ。出自はリリィウッドの貴族であるのだが、なかなかワイルドな花騎士。堅苦しいのが苦手で、実家からの様々なお誘いを煩わしく思っている。
実家が狩猟場の森を保有しており、子供の頃はそこやエレンベルクの樹海でよく遊んだ。
その際、ゲームキーパーさんや広大な自然から色々教わったため、ほかの貴族とは一線を画す言動をするようになった。
彼女が自然から学んだことの一つは『やりたいこととできることを混同しないこと』である。これは現在の彼女のモットーであり、彼女の考え方の根幹を形成している。彼女は花騎士として「エレンベルクの奇跡」と呼ばれる功績を残している。
かつてエレンベルクの樹海における撤退戦で、数多くの敵を討ち果たし、師団規模の人間を無事に帰還させるという離れ業をやってのけた。
しかし彼女は自分からその話を持ち出して誇示するようなことはしない。むしろ運がよかっただけと評価している。
いずれにせよ、花騎士の中でも有数の実力者なのは間違いない。壮絶なメシマズ。惨憺クッキングとは異なり、おいしいと感じる幅が一般人よりもかなり広いタイプのメシマズである。
しっかりと味見をしたうえで「おいしい」料理を提供してくれるのだ。
騎士団でも、アナベルの料理はかなり斬新かつ豪快なことで有名らしい。
『休憩なら、私のお料理で一息ついちゃう？　塩一瓶入れたやつと、マスタードもりもりのやつと！
　甘いのなら、切り身の砂糖漬け焼き！　好きなの選んでいいよ？　全部味見してるし、ぜーんぶおいしかったから！』
……一応、彼女は団長がおいしいと感じる料理も作ることはできる。できるのだが……涙なしには食べられない。詳しくはデートで。