クローブ

ロータスレイクの特務機関である王立聖護湖機関ネライダの機関員のひとり。
お供は水影を原型とした魔術で生み出された水の精霊ハイリッヒ。ネライダの一角に名を連ねる名門の長女として教育されたが、母親が求めるものはクローブにはなく、妹が代わりになった。
微笑ましい家庭ではなかったようで、妹を守れなかったことに強い負い目を感じている。
それが妹と境遇がよく似ているネライダのリーダー、我が主ことカルダミネ･リラタへの忠誠に繋がっている。
この件に関して普段ほど冷静になれないのは、かつての過ちを繰り返さないようにとの気持ちからである。主に妹を重ね、守りたいと断言する一方で、この執着がいつまで続くのかと不安を感じてもいる。
あくまで大切なのは主であって、ネライダの方針にはあまり興味がない。生真面目だが、優しい性格。料理が好きであり、得意でもある。
家を飛び出して放浪の旅をしていたおかげで、移動中の奇襲にはけっこう慣れている。
限られた食材で美味しい料理を作れば、追加の食材の確保も早いとサバイバル慣れした逞しい面も。
自分の過去を話したがらない。しかし、怖がりながらももう少し踏み込むと決めた相手である団長には、断片的にだが話してくれる。「……私は、求めてもいいのかしら。いつか愛する人と、その間に生まれた子と一緒に、日当たりのいい公園で自由に遊んだりご飯を食べたりする未来を……」色々と複雑な事情を抱えている。お迎えできた団長には、早めのキャラクエ閲覧や好感度上げをおすすめしたい。武器は白いレイピア。構え、刺し、くるくると回しながら振りかざしてトドメ。何気にハイリッヒが動作を真似ている。
このお供とは、庭園でもハイタッチして笑いあうといった微笑ましい光景が見れる。