キヌサヤ

ブロッサムヒルに所属する花騎士。花騎士とは名ばかり、露出狂や変な服装が多い中でまともな騎士の姿をした珍しい人。二刀流のレイピアが得物。
高い実力を持っており団長も認めているが、力の根源が害虫への憎しみであるため危うい一面がある。
害虫を殲滅する事を第一義としており、それ以外への興味関心は薄い。しかし身を犠牲にしてまで戦う修羅道に、団長を巻き込むつもりは無いとの事。
キャラクタークエストでは強力な害虫の群れと交戦。騎士学校の生徒を守りながらの戦闘だったものの群れの長を倒して活路を開いた。キヌサヤには尊敬する父親が居た。父から剣術指南を受けて、戦闘技術を身に付けてきた。この頃から世界花の加護も受けていたが、
それを以ってしても父親には勝てなかった。そこから創意工夫をして我流を突き進むようになった。レイピアを魔法の鎖で繋いでいるのもその一つ。
貧乏な故郷にも関わらず、父親は娘のために貴重なチョコレートを探し出しているあたり、厳しくだけでなく確かな愛情も注がれていた。
やがて目標だった父親に勝利する。花騎士の巡回すら来ない故郷の村を守るため、花騎士を志すようになる。そして騎士学校への入学が決まった時、村民たちは我が子のように祝して宴を開いてくれた。
騎士学校は海軍兵学校か何か？
こうしてキヌサヤは単身村を出て、騎士学校で勉学と鍛錬に励んだ。そして卒業し、故郷の村に戻った時、彼女の眼に信じがたい光景が飛び込んでくる。
彼女が戻る少し前に、故郷が害虫の襲撃を受けていたのだ。この時に尊敬する父親も殺害され、少なくない犠牲が出る。
しかし武勇に長ける父親が戦った事で、母親や女子供だけは守られ村の全滅は避けられた。だが「もう少し早く帰ってこられたら」と彼女は後悔するようになる。以降、キヌサヤは害虫への憎しみを燃やす事になる。父を亡くし、そして超えたと思っている現在でも、美しい父の太刀筋には羨望の眼差しを向けている。
ちなみに母親は病床に伏しているが存命との事。