【ヒッポカムポス娘】プテリア

ヒッポカムポス(ヒッポカンパス)はギリシャ神話に登場する、前半身は馬*1、後半身は魚のモンスターである。鬣が魚のヒレになっているなど、より魚感が増えることもある。
「シーホース」と呼ばれることもあり、日本語でもこれに倣って海馬と漢字を当てる。
主に海神ポセイドンの馬車を牽く姿が描かれ、紋章などにも使われる。
というのもポセイドンは馬を司る神でもあり、ベレロフォンの愛馬ペガサスやヘラクレスの愛馬アレイオンの父とされる他、アキレウスにバリウスとペーダソスという戦馬を下賜したというエピソードがある。
しかし、ヒッポカムポス自体が何を行ったというような伝説は多くない。

生物学では、タツノオトシゴの顔を欧米人は馬っぽいと例え、学名をHippocampus属としたり、英語では同じ「シーホース」の名で呼んだりと関連付けられており、日本でもこれに倣ってタツノオトシゴを海馬と称することがある。
また、脳で記憶を司る部位も、タツノオトシゴに似た形をしていることから、孫引きでヒッポカムポス/海馬と名付けられている。