#1 - 2023-5-4 20:32
豆沙包罐头
千夜の幻

千夜(Alf Layla)夢のように 舞い落ちる花弁(zahra) 太陽(そら)の熱を抱いたまま 踊り続ける一夜(Wa Layla)

指先(ゆびさき)が描き出す 狂(くる)おしい衝動(しょうどう) あなたの生きた証(あかし)は 不意(ふい)に途切れて消えた
冷え切った氷(こおり)のように 歴史(れきし)の闇に落ちていく 石碑(いし)に名を刻むには あまりにも早過ぎて

千夜(Alf Layla)夢のように 舞い落ちる花弁(zahra) 太陽(そら)の熱を抱いたまま 踊り続ける一夜(Wa Layla)

残酷(ざんこく)な世界を やり過ごし掴んだ あなたの願う未来は 不意(ふい)に壊れて消えた
三日月を隠して 荒野(こうや)は闇に呑まれる 私はどこへ行けばいい どうか置いていかないで

千夜(Alf Layla)愛のように 寄せて返す花弁(zahra) 満月(そら)の夢を抱いたまま 嘆き続ける一夜(Wa Layla)

永遠(えいえん)を契(ちぎ)る星の水面(みなも) 全て忘れて欲しい あなたは笑って逝った

千夜(Alf Layla)愛のように 寄せて返す花弁(zahra) 満月(そら)の夢を抱いたまま 嘆き続ける一夜(Wa Layla)
千夜(Alf Layla)夢のように 舞い落ちる花弁(zahra) 太陽(そら)の熱を抱いたまま 踊り続ける一夜(Wa Layla) 歌い続ける一夜(Wa Layla)

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鋼の月

まどかに満(み)ちる月の光(かがやき)さえ いずれは欠(か)ける幻(まぼろし)

手繰(たぐ)り寄(よ)せれば脆(もろ)く途切(とぎ)れ いくつかの輪(わ)を描(えが)いた
泣き叫(さけ)びたくなるような 夢の終わりに救(すく)いは無い

水面(みなも)に揺(ゆ)れる月が泣いた 私の代わりに泣いてくれた
鞘(さや)を抜(ぬ)け出(で)る術(すべ)を知らず いくつもの罪(つみ)重(かさ)ねた

遠すぎる空(そら)見上(みあ)げれば 凍(こお)り付(つ)いた鋼(はがね)の月
水面(みなも)に揺(ゆ)れる月が泣いた 私の代わりに泣いてくれた
水面(みなも)に揺(ゆ)れる月が泣いた 私の代わりに泣いてくれた

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踊る熱砂

陽炎逃げる水 焼けた砂嵐(すなあらし) 烙印の調べ 永久(とこしえ)に間遠い
嗚呼傲慢な街に 降り注ぐ鉛雨(あめ) 狂気に耽る者 嘲笑う暗転世界

踊る熱砂その御手 掴めぬ物は無い 熱風(かぜ)を薙ぎ払えば 黄金龍(りゅう)が全てを 喰らうだろう
太陽の名を戴く その血に問え

空を舞う夜鳴鶯(ナイチンゲール) 海を布く寄り鯨 外連(けれん)の空白 全て無理からぬ
嗚呼身体を切り裂く 赤熱(せきねつ)の大洋(うみ)に 身構(みがま)える隙も無く 飲み込まれた刹那

踊る熱砂その御手 掴めぬ物は無い 熱風(かぜ)を薙ぎ払えば 黄金龍(りゅう)が全てを 喰らうだろう
太陽の名を戴く その血に問え

踊る熱砂その御手 掴めぬ物は無い 熱風(かぜ)を薙ぎ払えば 黄金龍(りゅう)が全てを 喰らうだろう
踊る熱砂その御手 掴めぬ物は無い 熱風(かぜ)を薙ぎ払えば 黄金龍(りゅう)が全てを 喰らうだろう
太陽の名を戴く その血に問え

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月の涙

壊れた世界にただ一人 僕を照らすあの光 満ちては欠ける朧月(おぼろづき) 時を止めて瞳(め)を閉じる
過ちを隠すように 枝葉(えだは)伸ばす草木(くさき)が いつか僕らの足跡も 消してしまうだろう

ひかりひとしずく 落ちて揺れて輝いた 引き裂かれそうなこの心 繋ぎとめる月の涙

奇跡が新たな苦しみ 生み出すのならば 全ての結論(こたえ)に意味はない それでも心が叫んでる

ひかりひとしずく 落ちて揺れて輝いた 引き裂かれそうなこの心 繋ぎとめる月の涙
ひかりひとしずく 落ちて揺れて輝いた もう二度と触れられない その微笑み月の涙

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絶望の脚音

千夜一夜 お伽噺(とぎばなし) 夜(よ)毎(ごと)語(かた)り聞かせても 倦み疲れよう水の泡 渇して井を穿つ
薄ら嗤う代弁者 了の字が見当たらない

絶望の脚音が ひたひた近付いて 私の首を絞めるの 解けない自己暗示(じこあんじ) ああ、今すぐ 逃げ出したいのに

床下(ゆかした) 肢体の夜麻(やま) 例え覆い隠しても 我に返れば明日は無い 後悔先に立たず
引き比べ意趣(いしゅ)返し この罪に果ては無い

絶望の脚音が ひたひた近付いて 私の首を絞めるの 解けない自己暗示(じこあんじ) ああ、今すぐ 逃げ出したいのに

動かないこの脚は 叩き掻(か)き毟(むし)っても 奇利(きり)を博(はく)する筈(はず)も無い 追って沙汰を待て

永(なが)らえば強(したた)か 無明長夜(むみょうじょうや)の締(し)め括(くく)り

絶望の脚音が ひたひた近付いて 私の首を絞めるの 解けない自己暗示(じこあんじ)
絶望の脚音が ひたひた近付いて 私の首を絞めるの 解けない自己暗示(じこあんじ) ああ、今すぐ 逃げ出したいのに
ああ、今なら 逃げ果せるのに
#2 - 2023-5-4 20:40
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