宇宙をかける少女

ep.13 棄てられた大地

时长:25m / 首播:2009-03-30
脚本:森田 繁/コンテ:竹内浩志/演出:宅野誠起/作画監督(キャラ・メカ):竹内浩志・川原智弘

 宇宙での激しい戦いの結果、アタシは地球へ不時着。QTアームズの故障はイモちゃんでも直せないし、いつきちゃんやほのかちゃんともはぐれちゃったし……。これというのもアイツよ、あのバカパルドの勝手のせいなのよ! 今度会ったらギタギタのケチョンケチョンにしてやるわ! アタシとイモちゃんの決意は固い!!
「止めてくれ~!」ゴロゴロゴロ!
え? ……意外とアタシとレオパルドとの再会は早かったわ。
え? ……いつきちゃんやほのかちゃんとの再会もね。
 河を下って目指すのはカークウッド地球領事館。そこはいつきちゃんの故郷。そう、地球はいつきちゃんの生まれた星……。
 人間が生まれた星、地球。
 だけど、生まれたときからコロニー育ちのアタシには、地球という星にリアリティがわかない。すこし悲しそうないつきちゃんの様子に、どう接していいのかアタシにはよくわからないよ……。
 ようやくカークウッド地球領事館にたどり着いたけど、そこは廃墟と化したドーム都市の成れの果て。唖然とするアタシたちに追い打ちをかけるように、ヤリを持った原住民が現れたの! どうやら言葉は通じるみたいだけど、みんな縛り上げられちゃって大変なコトに!! しかも、ほのかちゃんを「悪魔の手先」って呼んで、火炙りにしようとしてるよ! そこに突然、雪が。
 そして目玉のついた大きな柱みたいなモノが現れて、ほのかちゃんがいっぱい現れて……、アタシは何もわからなくなった。
 気がつくと、頬が熱かった。ほのかちゃんの手の平の感触が残っていた。
「心に迷いがあるから、ネルヴァルにつけ込まれる!」
 アタシは箱を被って、フラフラとネルヴァルのところへ行こうとしていたみたい。 こわかったけど……、すごく気持ち良くて安心できたような気がする……。
 妹の桜ともなんとか再会できて、桜の乗っていたボアシップでカークウッド領事館跡から離れるアタシたち。今度は人をさらっていく大きな柱を攻撃した無人戦闘機をコントロールしていた場所を目指すことになったの。
 そこならば高度な技術が残っていて、宇宙へ帰る手段があるかもしれないから。だけどそれらしい島の周りには、あやしい植物がいて絡み取られたボアシップは無理矢理に島へと引きずり込まれてしまったの。その島には一人のお爺ちゃんが立っていた。
「フォン! この裏切り者!!」
 その姿を見たほのかちゃんは、お爺ちゃんに飛びかかっていった!?

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