婚活刑事

ep.2 エリート医師とまさかのキス!?セレブ婚なるか!

时长: / 首播:2015-07-09
花田米子は婚活の師匠である弥生に連れられ、とあるスポーツジムにやってくる。ここは医者向けの保険会社がやっている福利厚生施設。ほとんど知られていないが、一般ビジターも使用できるこのジムは、結婚したい相手の仕事ランキングで、常に3位以内に入る医者と出会える超穴場だった。
米子がジムを見つけた事に感心すると、弥生は「婚活は情報戦!釣れるポイントを見つけた者だけが勝ち残れるんです」と婚活の必勝法を伝授する。この後、米子は男性を探している時に足を滑らせ、プールに落ちて意識を失ってしまう。

「まだ、結婚してないのに!!」自分が水死する夢を見た米子は叫びながら目を覚ます。
そんな米子の顔を覗き込みながら「大丈夫ですか?」と声をかける男性。この男性が溺れそうになった米子を助けてくれたのだ。
弥生は「先輩、やりますね。いきなり先生の唇を奪うなんて」と米子をからかう。
米子が理解できずにいると、男性は応急処置のために人工呼吸した事を謝罪。
米子はそれを聞いて顔が真っ赤になる。その時、男性の携帯に着信。病院から呼び出されたという男性は名前も告げずにその場を去っていく。
この後、米子は事件が起きたホテル裏の駐車場に駆けつける。
現場にはホテルの非常階段から落下した財田病院の外科医、三好貴仁の遺体が横たわっていた。

「女房に離婚を切り出された。もう生きていられない」と遺書を残していた三好。
だが、躑躅は遺書がパソコンで書かれ、指紋がない事が引っかかっていた。宮谷は事件と自殺、両方の可能性を考えて捜査を進め、三好が勤務していた病院に聞き込みに行けと米子と躑躅に指示を出す。

現れた病院の院長、財田一雄を見てハッとなる米子。財田はジムで米子を助けてくれた男性だった。「これって…運命の再会!?」米子は財田とのドラマチックな再会に心をときめかせる。財田は三好が最近忙しくて夫婦関係がうまくいってないと漏らしていたと証言する。
翌日、遺書は三好の自宅のプリンターで作ったものという分析結果が出て、自殺の線が濃厚になる。米子は病院にいる財田を訪ね、改めてプールで助けてくれたお礼を言う。その時、米子のお腹が鳴ってしまい、財田は笑いながら米子を病院の食堂に誘う。

「たまには医者である事を忘れて、女性とランチするのも悪くないですね」財田は食事しながら米子との会話を楽しんでいた。この後、三好が忙しくて、家にあまり帰っていなかったという話題になる。
医者は自分の健康も家族も顧みずに働きづめの職業。財田は「医者と結婚するというのは大変な事なんですよ」としみじみ語る。
この時、食事中の子供が突然倒れて痙攣。
財田は母親から子供の心臓に疾患があると聞くと「すぐに処置します」とランチを中断。米子は財田の対応を見てドキッとする。

翌朝、三好に3億円の保険金がかけられていた事が判明。受取人は妻の麻美だった。事件当日、三好がホテルに入った後に麻美の姿も防犯カメラに映っていた事も明らかに。麻美が保険金目当てで殺害した可能性が浮上する。
米子と躑躅が取り調べをすると、麻美は三好がホテルで誰かと定期的に会っていたと浮気を仄めかす。
麻美はホテルで浮気相手を待ち伏せ。そこに現れたのは財田病院の看護師の畠山志保だったと証言する。保険金をかけていた麻美とホテルで密会していた畠山。捜査線上に2人の容疑者が浮かび上がるが…。

捜査を進めていくと、麻美も畠山も三好が飛び降りる前にホテルと出ていた事が判明。宮谷は三好が自殺したと判断して捜査を打ち切ろうとする。
だが、躑躅はまだ納得がいかず、もう一度、畠山から話を聞くために病院を訪ねる。
その頃、米子は一緒に食事をした財田と夜道を歩いていた。財田にどんどん惹かれていく米子には一抹の不安が…。米子は自分が好きになった人は全員が犯罪者という特異な体質の事を心配していた。

「先生は何か罪を犯した事がありますか?たとえば、人を殺したとか…」米子は不安が抑えられず、財田に唐突な質問をする。すると財田は「彼女は僕が殺したようなものかもしれません」と懺悔の言葉を口にする。「彼女?」「僕の妻です」「つ、妻あああああ!?」米子は財田の言葉に驚愕する。亡くなった先代の娘の婿養子になって院長になった財田。3年前、奥さんが心臓の病気で倒れ、財田は心臓外科の専門だった三好に手術を託したという。だが、手術しても助かる確率は50%。結局、奥さんは帰らぬ人になってしまったという。

その頃、躑躅も三好が財田の奥さんを救えなかった話を畠山から聞き、財田には殺害の動機があると考える。
だが、財田は恨むどころか、最後まで助けようとしてくれた三好に感謝。
三好を外科の部長に引き上げ、特別手当も支払っていたという。
畠山は話し終えると、三好から預かった鍵を躑躅に渡す。それはスポーツクラブのロッカーの鍵だった。

別れ際、米子は警察が三好の死を自殺と判断した事を財田に教える。「そうですか。じゃあ、あなたが病院に来る理由もなくなりそうですね」「え?」財田の言葉に動揺する米子。「あなたとなら妻の事を忘れて、新しい一歩が踏み出せる気がした。しかし、私はまだ彼女が忘れられないようだ」米子は財田の気持ちを聞いてショックを受ける。
この後、米子は弥生や飲み仲間の玲子、美香と会い、財田を諦めた事を報告する。
「それこそチャンスじゃないですか!! 相手はもうこの世にいないんです。先輩の愛でぬりかえれば良いだけでしょ!?」一度は財田を諦めた米子だったが、弥生の言葉に勇気をもらって考えを改める。

翌日、米子は後輩の滝田が今日中に病院に返しに行く書類を持っている事に気付く。米子は自分が返しに行くと申し出ると、書類を持って病院へと急ぐ。そんな米子を見てピンとくる宮谷。「あの態度。ありゃ恋をしている。米子が惚れているって事は、相手は犯罪者だ!」宮谷は米子から目を離すなと滝田に命じる。「私が立ち直らせてあげなくちゃ。絶対に結婚してやる!」並々ならぬ決意を胸に米子は病院への道をひた走る。

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