2023-4-27 03:12 /

此文章基于执笔于2021年的感想文略微改动而来,是发在推特上的摸鱼感想文,写完之后随手搬一份到这里,此文章侧重点与之前写的文章[ 杂谈 ] 聊聊漆原雪人以及他的作品 (鸟鸟系列,樱花萌放,异世界迷路人)略微不同,如有语法错误等方面希望能提醒一下。另外,文章含有游戏剧透,未通关的玩家请自行绕开。

「さくら、もゆ。」は私の人生にとても大きな影響を与えた作品です。今でもこのゲームを思い浮かべると胸の中は温かい気持ちでいっぱいになります。では、正式的にこのゲームについて評価しようと思います。

原画と音楽がとてもよかった。

「さくら、もゆ。」のOPを見た瞬間に心惹かれました。個人的にとても好きな絵柄だったので迷うことなくプレイすることにしました。また、音楽のクオリティーが物凄く高かったです、忍さんが作ったBGMは何度聞いても飽きませんね。今もときどきBGMをループしながら楽しんでます。

世界観と設定が素晴らしかった。

ただ童話風の優しい世界だと思っていましたがプレイするうちに意外と残酷的かつ現実味のある世界観だと気づきました。ただの夢溢れるおとぎ話ではなく、辛い現実が混ざったブラックなおとぎ話、そのギャップがとても面白かったです。また「さくら」と「鉄道」をモチーフにしているところにもロマンを感じましたね。

設定方面も本当に凝った作りになっていて、私が一番高く評価しているのは「等価交換」の法則です。殆どの作品ではそれほど掘っていないこの設定をこの作品ではかなり高いレベルで表現しています。何かを得るためには必ず何かの代価を支払わなければならない、その代価は自分の価値観によって決められる物という設定です。この設定がなぜ素晴らしいのかを説明しようと思います。

皆さんは愛の一番の形はなんだと思いますか?

私はそれが自己犠牲だと思います。他人の幸福のためにどれほど自分を犠牲にすることができるのか、犠牲にできの量に正比例してその愛も大きいものだと考えています。等価交換の法則はその自己犠牲をとにかく最大限に引き出せる設定です。

主人公はなぜそれほどまでに自己否定に走るのか、なぜ主人公をそう設定したのか? 全てはこの愛をなるべく大きく表現するためだと私は考えています。そしてその効果も抜群でした。クロが大雅に対する愛、それは彼の全ての不幸を身代わりにするという設定です。これこそまさに究極の愛ではないのでしょうか?

大雅の愛もそうです、もちろん彼はその人生でクロと短い幸福を楽しむことはできます、でも彼はそうしなかった、それは彼が死んだあと自分と同じ生き物ではないクロが永遠に一人で生き続けなければないからです。だから彼は自分が一生孤独に生きることを代価にし、クロと同じ「生き物」として生まれ変わり、一緒に生きていくことを願いました、これもまた究極の愛です。

その究極の愛を引き出せるのに大きく役だったのがこの「等価交換」の設定です、とても素晴らしい設定ですね。

シナリオがよかった。

これは言うまでもないですね、私が一番褒めたいのはライターの想像力です、童話ならではの色んな生き物たちとそれに伴う設定、こんなシナリオはなかなか見られません。すべてのルートの話が繋がっていて、無駄なルートがありませんでした。そしてメインストーリだけでなく、サブストーリーもとても面白かったです。

目が眩むほどの視点の転換もまた新鮮で、集中しながら楽しくプレイすることができました。また、キャラ作りが素晴らしかったです、特にナハトのキャラ作りが印象深かったですね、ボロボロの体で千和に「呪い」を掛けるシーンは何度見ても感動します。

そしてクロちゃん、とても可愛かったです。今までにプレイした作品の中で一番好きなキャラクターがまさに本作のクロです。不器用ながらも大雅を助けようと一生懸命頑張る彼女、そしてその大雅のために全てを犠牲にしても構わないというその覚悟と愛に心打たれました、本当に可愛い黒猫ですね、おかげで私も猫を好きになりました。「さくら、もゆ。」は私が今までにプレイしたエロゲーの中でシナリオが一番よかったと思える作品です。

総合評価: 98点