2022-7-19 06:56 /
公園にいる

一鳴へ行ってもいいが あっちのもんは高いし 味もそこそこ
でも 公園は小便臭くて 蚊も多い
この二日は蚊地獄だ

老人たちは所々朝練している
公衆トイレに遠く処へ座り 振り向いたら 近くの団地に中学頃の友達の家がいた
幾たび行くことあったが 住み心地のほぼ微塵もない所だ
どっちの部屋も暗くて 友達の部屋は小さくて 全体掃除難い厚い絨毯が敷いられて いつでも小声で話すしかない空気 ただベランダの鳥籠の小鳥の声が 無性に引き立てられている

いつ経っても小柄のまま気がする 兎のような子だった でも 星空がとっても好きだ
彼がコツコツお金を蓄えて やっと望遠鏡?を買った夜 俺ん家で
四次元は何だとか タイムトラブルをどうしようとか 熱い議論深夜を続いてた

蚊も部屋の埃もかび臭も何とも気にしない年頃だった

そんな友達が ある日うちで喧嘩した
俺は彼を自分から行かないように 大門の鍵を掛けた
最後は開けたが 彼は金輪際振り向わなかった

小さい頃婆ちゃんに至る所まで甘やかした俺でした

彼に とんでもないことをした
彼にトラウマに残らないように 
祈るしかない

彼は まだここに住んでいるのか

いや もうとっくに別の処に 自分の家庭を築いただろう
でも 時々 実家に帰るでしょう

具体的は何棟何番だろう
記憶に頼ったら まだ探せるのかな

いつか いつか
皆んなに会えて 一人一人 謝りたい
そして 何気もなく 笑いたい