#1 - 2020-9-18 11:51
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この事件の真の黒幕は、殺人犯でも静莉でもなく、
紅万象であったと考えられます。

万象と紫織の血液型が同じで、毛の色もそっくりです。
そしてどちらも心の弱い人間であるという共通点。
また、静莉と紫織の目が赤色である事も共通(おそらく万象の父か母からの隔世遺伝)。
よって二人は「本当に血縁関係だった」可能性が高いのです。
稀血の人間が偶然居合わせる様な確率は0に等しいですが、
紫織が万象の実の娘だったなら合点がいきます。

万象は度々ドイツに滞在していた様なので、妻とは別に愛人が居てもおかしくはなかったでしょう。
Griseldisはその彼女の娘です。

本篇で刹那の探偵が想像したであろう動機は万象が自ら死を選択する事で
「紫織を犯人の魔の手から守る」ためでしたが、
彼には有能な紫織に跡を継がせたくて、静莉を利用して自殺したかったという意図がありました。
(静莉の行いは民法第891条「相続欠格」に該当すると思われますので、
遺言の内容如何では遺産相続対象から外れます)

しかし、静莉が自分の自殺に素直に手を貸すはずがありません。
そこで静莉を呼び出し、「紫織が実の娘である」事実も告白したのではないでしょうか。
そんな事実を聞かされれば、静莉の動機がぐんと強まります。
父親を殺害し、自分が紅グループの全権利を継ぐ事です。
遺言状の内容は不明ですが、相続に関する深い知識は不勉強な静莉にはありません。

本来なら紫織が記憶を失ったままの方が好都合ですが、
静莉は紫織を愛していたため、放置しておく事も出来ません。
また、アッシュの死の真相も解決していないうえに、父がその殺害の汚名を着る様な遺書を残したため
現会長が人を殺して自殺した事が知れ渡れば、紅グループの存続の危機でした。

静莉は刹那の探偵に真相を突き止めて欲しくて、一連の再現劇を計画します。
そう、それもすべて、万象の目論見通りに……。
#2 - 2020-9-18 23:46
(你的人间,从未失格——《人间失格》 ...)
(bgm38)虽然看不懂大佬在说什么,但是感觉好像很厉害的样子。大佬对日本民法这么熟练的么
#2-1 - 2020-9-19 00:36
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别信我啊,我哪懂日本民法(bgm38)。这是作者收录的一个猜想,我看着挺有意思给转的(bgm38)