Jupiter 游戏

―西暦2922年。

　かの地は、強大な力によって征服されるであろう。

　何人たりとも、人ならぬ者には太刀打ちできぬ。


　古代の怪魔に似せた姿にて文明を破壊と殺戮の渦に貶める。

　人は皆恐怖し、希望を失って惑う。

　そこへ指す光あり。

　大いなる神とそれを守護する者の血を受け継ぐ者17、

　星々の力以て魔を滅ぼさん。



　　　　　　　　　　　　　16世紀のある予言者の手記より抜粋―



30世紀、地球。

突如出現した異形の怪物から急襲を受け、世界は壊滅的な被害を受けつつあった。

怪物の正体は全く掴めなかった。
唯一解っているのは、彼等が外宇宙より去来したエイリアンだという事実のみ。

地球側は急遽、連合軍を組織し、直ちにこれに対抗しようとしたが、最新の科学兵器を以ってしても戦果は容易に上がらず…このままでは滅亡を免れない、という　危機的状況にまで追い込まれた。

そこへ、ある予言書の存在が　浮かび上がる。

16世紀初頭に書かれたと思われるその予言書は、14世紀の時を経てこの災厄を的確に言い当てており、高度な科学文明の中にあって、人々もこれを信じざるを得なくなった。


更に予言書には続きがある。



―闇に、一条の光在り。

　やがて1つの大いなる希望の下に16の小さな希望が集まり、