奇譚蒐集録—弔い少女の鎮魂歌— 小说

  • 插图: 今井喬裕
  • 出版社: 新潮社
  • 作者: 清水朔
  • 发售日: 2018-10-27
  • 页数: 313
  • ISBN: 978-4-10-180141-4

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骸(むくろ)を撫でる少女たちは皆十八で呪(のろい)の痣(あざ)に殺される。

大正二年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は南洋の孤島に上陸した。この島に伝わる“黄泉(よみ)がえり”伝承と、奇怪な葬送儀礼を調査するために。亡骸の四肢の骨を抜く過酷な葬礼を担う「御骨子(ミクチヌグヮ)」と呼ばれる少女たちは皆、体に呪いの痣(あざ)が現れ、十八歳になると忽然と姿を消す。その中でただひとり、痣が無い少女がいた。その名はアザカ。島と少女に秘められた謎を暴く民俗学ミステリ。
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