――富と争いを生む快楽都市蛮区。その庇護者であったヘンリー・ウーの死をきっかけに、今、世界中の注目が蛮区に集まっていた。蛮区を統べるのは英雄の後を継いだ若き指導者、マキ。そしてその後ろには、組長となった伊賀雄午率いる黒蓮会が、彼をバックアップすべく控えていた。マキ、黒蓮会は蛮区が世界に認められる為に、ＺＥＮＣＡのカルロは所有する不動産の高騰を狙って、国際会議の成功のため互いに協力しあうことになる。恋人であるエシカの助けもあり、会議の準備は順調であるかと思われた。しかし、国際復興支援機構の副会長を名乗るエイブラハム・ロイドという男が現れ――...。
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