2012Spark

ep.1 2012Spark

时长:00:04:07 / 首播:
作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:tasuku、ポルノグラフィティ ストリングスアレンジ:tasuku、門脇大輔

映画主題歌ということで、作詞を担当した新藤によれば、鬼気迫る法廷バトルを描いた『逆転裁判』の緊張感とスリリングさ、スピード感をイメージしながら歌詞を考えたという。
制作は作詞を新藤晴一、作曲を岡野昭仁とそれぞれが分担している。アレンジャーは、「煙」や「マイモデル」を手掛けたtasuku。2作ぶり3度目、表題曲では初めてとなる共同アレンジとなった。
出来あがった楽曲について、メンバーは「緊迫感のある、心に突き刺さるような楽曲になると思います。(岡野)」、「2012年という時代を切り取るつもりで書きました。(新藤)」とそれぞれコメントした。
歌詞では「2012」が「にせんじゅうに」の読み方で登場するが、タイトルの読み方は先述の通り、「ニーゼロイチニースパーク」となっている。ポルノグラフィティのシングル表題曲としては初めて年号を採り入れた曲名となっており、これは東日本大震災を被った2011年という年を踏まえた、2012年の決意を込めたものとされる。また、「Spark」には「火花」「閃光」「生気」「活力」など、激しく鮮やかな意味が込められている。なお、イントロや間奏、アウトロなど、曲中で聴かれる「SPARK!」というコーラスについて、新藤は「そのまま『スパーク』と発音すると途切れた感じになるため、コーラスではあえて崩した感じの発音にした」と自身のラジオで語った。
8thアルバム『∠TRIGGER』(2010年3月24日)制作時には既に元となった楽曲が存在していた。なお、『∠TRIGGER』に収録された「ロスト」のエンディングで演奏されているメロディは本楽曲のサビの元である。
楽曲を聴いた三池崇史は「ドラマティックな主題歌」「無敵のコラボレーション」、CDジャーナルは「緊迫感と心に突き刺さるメッセージが印象的。ポルノの真骨頂といえるアグレッシヴなアップ・チューン」、『WHAT's IN?』(藤井美保)は楽曲と歌詞について、「白刃がカンカンカンと火花を散らして斬り結ぶような危機一髪のスリリングさ、映画のイメージとシンクロしている」、『B-PASS』(早川加奈子)は「ドラマチックなアップテンポの曲。切るか切られるかの時代に<中略>山積みにされた責任が放棄された、今の社会に対するアンチテーゼ。だからこそ前向きな“Spark”が大事と言われている気がした」、とそれぞれで評された。
楽曲の初披露は『幕張ロマンスポルノ'11 〜DAYS OF WONDER〜』。音源の解禁は、2012年1月2日に放送された新藤晴一のラジオ『カフェイン11』(bayfm)にて、新藤曰く、「宇宙一早くオンエア」された。
テレビ初披露は、先述のテレビ朝日『ミュージックステーション』(2012年2月10日放送分)では、250人のファンを前にライヴ形式で披露(演奏にはNAOTOを中心とするストリングス隊、サポートミュージシャンが参加)。なお、演奏順は「ベアーズ」以来4年5か月ぶりにトップバッターであった。ちなみに同放送の「シングルランキング」では第3位にランクインしたことで楽曲が紹介された。

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