アンナ・錦ノ宮 安娜·锦之宫

時岡学園高等部二年生で、時岡学園生徒会会長。
容姿端麗・頭脳明晰・品行方正の三拍子そろった淑女で、狸吉の憧れの女性。その美しい生き方は中学校時代の狸吉に大きな影響を与え、狸吉が時岡学園へ進学する切っ掛けとなった。
その麗しい見た目とは裏腹に、柔道の有段者であり、かつ常人を遥かに凌駕する驚異的な身体能力を持つ。その力は銃を構えたテロリストから一瞬のうちに銃を弾き飛ばし、数メートルの距離を一瞬で詰めることが出来るほど。
また、「公序良俗健全育成法」の被害者であり、性知識が欠けていることと、善悪の区別を極端に教えられていることから、愛のために行う行為は全て正しく、正しい行為のためならば何をしても良い、という非常に偏った正義観を持っている。
両親や周囲からの教育により、「卑猥」な物事を全て「悪」とする認識を持っており、一切の卑猥を許さない。そのため、親友と想い人のいる「SOX」をはじめとする下ネタテロ組織にも並々ならぬ敵愾心を持っており、対峙した際には一切の容赦をせずに挑みかかっている。
自身へのストーカー事件以降、狸吉へ恋心を抱いているが、性知識を持たないためか情欲と恋愛感情の区別がついていない。しかし、本能的には性行為を理解出来てしまうために、自身の嫌う「卑猥」な行為であるにも関わらず、自身の愛液を混入させたクッキーを狸吉に振る舞ったり、事あるごとに狸吉へ性行為を試みたりしている。
また、身体的特徴や臭いによって狸吉を探し出す能力を持っている。そのため、同じ町にいれば臭いを辿って狸吉の元へ向かうことができ、その対策のために町ひとつに大規模な清掃を行わなければならなかったほど。また、上記の理由から奥間狸吉としての姿、《オナ禁四十日目の全身性器》としての姿のどちらでも狸吉を識別することが出来るが、狸吉の嘘と自身の思い込みによって、《オナ禁四十日目の全身性器》を奥間狸吉とは別のよく似た存在と認識しており、人違いによる自身の不貞を無いことにするため、度々命を狙っている。