2014-8-19 16:13 /
絵:偽物語 第十話エンドカード ブリキ

恋物語

真実を知りたければまず嘘を知れ。
(by 貝木泥舟)

信じる、ということは、騙されたがっている、ということだと、俺は思っている。
(by 貝木泥舟)

この世は奇跡でできている。
概ね、どうでもいい奇跡で。
(by 貝木泥舟)

好かれるというのは軽んじられることで、嫌われるということは重く
捉えられているということだから、ということなのかもしれない。
なんてな。
(by 貝木泥舟)

もしも俺が巨乳だったら、詐欺師という肩書も吹っ飛ぶのかもしれない。
(by 貝木泥舟)

綿密・・・しかし綿の密度っていかにも低そうだがな。
(by 貝木泥舟)

「片思いをずっと続けられたら――
それは両想いよりも幸せだと思わない?」
(by 千石撫子)

命は取り返しがつかない。
つかない、絶対に。
(by 貝木泥舟)

雑誌って何だい?雑なのかい?
(by 貝木泥舟)

「……本人が幸せだと思っているから、幸せだということにはならないでしょう」
(by 羽川翼)

お金ってなあ。
やっぱり大切だよなあ――
(by 貝木泥舟)

「おまえは誰にも言わなかった。それはつまり、お前にとってそれが、本当の夢だからだろ」
(by 貝木泥舟)

「別に幸せになることが、人間の生きる目的じゃないからな。
幸せになれなくとも、なりたいものになれりゃいいんだし」
(by 貝木泥舟)

化物語(上)

この世には、いい人間がいる。
たったそれだけのことで、救われた気分になる。
(by 阿良々木暦)

「話しかけないでください。あなたのことが嫌いです」
(by 八九寺真宵)

「命という漢字の中には、叩くという漢字が含まれているんだぜ。命は叩いてこそ光り輝くってことさ。」
(by 阿良々木暦)

「ずっと一人でいると、自分が特別なんじゃないかって思っちゃうわよね。
一人でいると、確かに、その他大勢にはならないもの。
でも、それはなれないだけ。笑っちゃうわ。」
(by 戦場ヶ原ひたぎ)

「どんな重かろうと、それはきみが背負わなくてはならないものだ。
他人任せにしちゃあ―いけないね。」
(by 忍野メメ)

「無知は罪だけれど、馬鹿は罪じゃないものね。
馬鹿は罪じゃなくて、罰だもの」
(by 戦場ヶ原ひたぎ)

「戦場ヶ原、蕩れ」
(by 阿良々木暦)

「経験は、ありません。処女です」
(by 戦場ヶ原ひたぎ)

「誰にも見えないし、どうやっても触れないものなんて、いてもいなくても、そんなの、おんなじことだろう?
そこにあることと、そこにないことが、全く同じだ」
(by 忍野メメ)

化物語(下)

「はあ、走ってきたから少し胸が凝った。誰か揉んでくれる人はいないだろうか」
(by 神原駿河)

「おや、阿良々木さん、頭から血が出てますね」
「凶暴な奴に噛まれたからな」
「早く首を縛って止血しませんと」
「死んじゃうよ!」
(by 阿良々木暦&八九寺真宵)

正論は人を傷つける。
いつだって。
(by 阿良々木暦)

過去の自分に今の自分を誇れないこと。
そんなことだってある。
誰だってそうかもしれない。
(by 阿良々木暦)

やればできるなんて、
聞こえのいい言葉に酔っていてはいけませんよ。
その言葉を言うのはやらない人だけです。
(by 八九寺真宵)

我慢しなきゃいけないのが、
そもそもおかしいんだよ。
痛いときは「痛い」でいいんだ。
(by 阿良々木暦)

「精神面は戦場ヶ原先輩がケアし、肉体面では私がサポートする。
見よ、これこそ見事な黄金のトライアングルだ。」
(by 神原駿河)

「阿良々木先輩!頼むから―」
「―助けるべき相手を、間違えないでくれ」
(by 神原駿河)

裏切ったのか、寝返ったのか。
それとも裏返ったのか!
(by 阿良々木暦)

「これまでの私の人生はあんまり幸福とは言えないものだったけれど……
だからこそ、阿良々木くんと知り合えたのだと考えると、
それを、全部、チャラにしてもいいと思えるのよ。」
(by 戦場ヶ原ひたぎ)

「それでいいんだよ。必要な時にそこにいてくれたという事実は、
ただそれだけのことで、何にも増して、ありがたいものだ」
(by 戦場ヶ原父)

傷物語

「友達を作ると、人間強度が下がるから」
(by 阿良々木暦)

「およそ四ページに亘って、私のスカートの中身が細部に至るまで丁寧に描写されたように感じるのは、錯覚かな?」
「錯覚錯覚、超錯覚。さっきまで僕は、情緒豊かな美しい風景を描写していたところだよ」
これは微妙に嘘ではなかった。
(by 阿良々木暦&羽川翼)

「――次の人生じゃ、絶対にうまくやる。要領のいい、
人間関係をうまくかわせて、細かいことでいちいち罪悪感を抱かない、
悩むことなく無作為に行動できる、我を通すことに何の疑問も抱かないような、
嫌なことは全部他人のせいにできる、そんな人間に生まれ変わってやる――だから!」

「僕がお前を助けてやる――僕の血を吸え」
(by 阿良々木暦)

「ざーんねん。友達、できちゃったね」
(by 羽川翼)

「友達が欲しいとは思わないけれど、まして恋人が欲しいなんて思ったことも無いけれど、どうしてエロい妄相だけはなくならないんだろう・・・」
(by 阿良々木暦)

「相手のために死ねないのなら、私はその人を友達とは呼ばない」
(by 羽川翼)

「パンツは返さないけれど、その代わり」
「恩は絶対に返す。羽川にとって必要なときに、たとえ何もできなくたって、
僕は絶対にそこにいる――お前に恩返しをすることが、今日から僕の生き甲斐だ」
(by 阿良々木暦)

これから死ぬってときに、エロ本なんて持ってられるかよ―ああ!
(by 阿良々木暦)

「宇宙人の友達に聞いたんだよ」
「え?阿良々木くん、友達いるの?」
「宇宙人がいるかどうかを先に訊け!」
(by 阿良々木暦&羽川翼)

「金は払う」
「金の問題じゃない」
「じゃあ何の問題だ」
「自分の問題だろ」
(by 阿良々木暦&忍野メメ)

「ごめんな、キスショット」
「僕はお前を、助けない」
(by 阿良々木暦)

「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい―
お前が今日を生きてくれるのなら、僕もまた今日を生きていこう」
(by 阿良々木暦)

偽物語(上)

「正義の第一条件は正しいことじゃない。強いことだ。
だから正義は勝つんだ。いい加減それくらいわかれよ。
それがわからないうちはおまえたちのやっていることはいつまでたっても――
ただの正義ごっこで」
偽物だ。
(by 阿良々木暦)

「試合に負けて、勝負にも負けて―それでも、自分に負けなきゃ、
負けじゃねー。それがあたしの武道なんだよ」
(by 阿良々木火憐)

「羽川の胸が零れ落ちないように支え続ける仕事、とかねえかなあ」
(by 阿良々木暦)

「行くなら一緒に行こう。お前は僕を守ってくれ――僕はお前を守ってやる」
(by 阿良々木暦)

「信用してない。でも、心配はしている」
(by 阿良々木暦)

「ところで兄ちゃん。『身体が火照る』って……なんか響きがいやらしいと思わない!?」
「思わねえよ!」
「だって『身体』が『ホテル』なんだよ!?」
(by 阿良々木暦&火憐)

「笑わすな。理由を他人に求める奴が正義であってたまるものか」
(by 阿良々木暦)

「僕はお前たちが大嫌いだ。だけど、いつだって誇りに思っている」
(by 阿良々木暦)

「この世は金が全てだ。俺は金のためなら死ねる」
(by 貝木泥舟)

「知らなかった?私はあなたのことを愛しているのよ、阿良々木くん。
たとえあなたが全身汚物にまみれようとも躊躇なく抱擁できるくらい。
呼吸から排泄に至るまで、私があなたの全身を脳まで含めて隈なく管理してあげるんだからね。」

……………。

愛が重い!
(by 阿良々木暦&戦場ヶ原ひたぎ)

「こらっ!暴れるな!パンツが脱がせにくいだろうが!」
(by 阿良々木暦、神原駿河)

正義の味方は。
正義以外の味方を決してせず。
そして正義以外の敵だ。
そこには偽るべき要素は何もない。
つまるところ、正義とは。
全員に対する裏切り者――なのだ。
(by 阿良々木暦)

「この世にお金以外なにかあるんですか?」
「あるよ!なんかこう……愛とか!」
「はい?愛?ああ、はいはい、知ってます。
それ、こないだコンビニで売ってました」
「売ってたの!?コンビニで!?」
「ええ。二百九十八円で」
(by 阿良々木暦&八九寺真宵)

「阿良々木さん!あなたは変態です!」
「変態の汚名を受ける勇気!」
(by 八九寺真宵&阿良々木暦)

「ところで、人生ゲームもそろそろ終わりそうだけど、千石、このあとは何をする?」
「ツイスターゲーム」
「へえ、そりゃ知らないな。どんなゲームだ?教えてくれよ」
「うん、教えてあげる……その身体に」
(by 阿良々木暦&千石撫子)

『眼鏡秘書と眼鏡王子』
タイトルからもわかりやすいBL小説だった。
「……これは捨てる、と。燃えるゴミかな」
「阿良々木先輩。それは萌えるがゴミじゃない」
(by 阿良々木暦&神原駿河)

「噛みま死ね」
(by 戦場ヶ原ひたぎ)

「確かお前は、小説だろうと漫画だろうとビジネス書だろうと、
なんでも読むんだったな」

「そう。私に読めないのは空気だけ」
(by 阿良々木暦&戦場ヶ原ひたぎ)

「だから、ちょっと恥ずかしい感じの話だよ……たとえば、
お兄ちゃんにはどうして友達がいないのか、とか」
「今はいる!」
「そうなの?何人?」
「何人だと?聞いて驚け」

「五人!」
(by 阿良々木暦&月火)

「女子の目を舐めたいって、健康な男子の一般的な発想じゃないのか?」
(by 阿良々木暦)

偽物語(下)

「お前さ。僕のために死ねるか?」
「死ねるよ。だから何?」
(by 阿良々木暦&火憐)

「だからさ、大雑把に言って――正義の敵は、別の正義だ」
(by 阿良々木暦)

「義理の妹なんざ――萌えるだけだろうがあ!」
(by 阿良々木暦)

「他人じゃありません、家族です」
「家族には、僕は理想を押し付けますよ」
(by 阿良々木暦)

「偽物であることが悪だと言うなら、その悪は僕が背負います。
偽ることが悪いことなら、僕は悪い奴でいいんです」
(by 阿良々木暦)

「好感度なんかいらねえよ。僕は最低の人間でいい」
(by 阿良々木暦)

「そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物の方が本物より本物だ――」
(by 貝木泥舟)

「どうだろう、兄ちゃん。ここは公平に、あたしにポニテ同様、
兄ちゃんの局部も切り落とすべきじゃないだろうか」
(by 阿良々木火憐)

大変だ。
妹がデレた。いや、大変だっつーか、普通に変だ。
そもそも最初からおかしい。
何かして欲しいことない、なんて言いざまは、たとえ暇つぶしにしても火憐の言いそうな
ことではなかろう。

暇だから潰してもいい?

だったら、普通に言いそうだけど
(by 阿良々木暦)

「阿良々木先輩の心遣いは本当に嬉しいと思うけれど、でもだからって、
妹さんの処女なんてもらえないよ」
「誰がやるか!」
(by 神原駿河&阿良々木暦)

「あーでも火憐ちゃん。三桁の数字ってったら、面白い話があるぜ」
「面白くなかったらぶん殴る」
(by 阿良々木暦&火憐)

さあ!
思い切りしがみつくぞ!
頬ずりするぞ!
触るぞ、揉むぞ!
心行くまで愛するぞ!
今日こそ僕は、八九寺を抱く!
(by 阿良々木暦)

「二度と来る気はなかったから、一度は来たのさ」
(by 貝木泥舟)

「大抵の場合、偶然というのは何らかの悪意によって生じるものだ」
(by 貝木泥舟)

猫物語(黒)

「あいつのことがたまらなく好きだけど――でも、この気持ちは恋じゃあないな」

「だって僕は、羽川のために死にたいって思ってるんだもん」
(by 阿良々木暦)

勝手に好きになって、勝手に嫌いになって。
勝手に期待して、勝手に失望して。
勝手に憧れて、勝手に幻滅するくらいなら。
最初から――知るべきじゃないんじゃないのか。
(by 阿良々木暦)

「どうにも学校って空間には、「誰かを好きにならなきゃならない」
っていう変な圧力があるとは思わないか?」
(by 阿良々木暦)

「僕は下着姿の猫耳女子高生に、欲情しているだけなんだよ」
(by 阿良々木暦)

「何二度寝してんだ。死ね」
(by 阿良々木月火)

「今日も必ず世界中のどこかで、間違いなく誰かが死んでるんだぜ?
それを差し置いて何が祝日だよ!喪に服せよ!」
(by 阿良々木暦)

「ヒュー!妹パンツ最高ーっ!」
(by 阿良々木暦)

「阿良々木暦はパンツに対して広く門戸を開いている。」
(by 阿良々木暦)

「女子中学生に乙女なんかいない!」
(by 阿良々木月火)

「うん。博愛ってさ、結局、誰のことも好きじゃないのとおんなじだからさ。
公平と平等は、愛ではあっても恋ではないよ。
かけがえのない誰か一人を選ぶことは、言ってしまえば差別だもん」
(by 阿良々木月火)

「で、つまりだ、要するに僕は気がつけばHさんの胸にタッチしたいということばかり
考えているわけなんだが、これは恋でいいんだな」
(by 阿良々木暦)

「性欲なくして恋は生まれないんじゃないのかい?」
(by 阿良々木暦)

「何を失礼な。兄は妹の胸なんか揉まない」
「今思いっきり揉んだじゃん!」
「違う違う。むしろ逆だよ。逆転の発想だよ。お前の胸が、僕の手のひらを揉んできたんだ」
(by 阿良々木暦&月火)

「顔見てコイツのガキを産みてーなーって思ったら、それが好きってことなんじゃねーの?」
(by 阿良々木火憐)

「味方なんてしないさ、中立だ。強いて言うなら物の見方って話だ――
委員長ちゃんには委員長ちゃんの見方があり、ご両親にはご両親の見方がある。
そして第三者には、どちらが正しいかなんてわからないさ。
いや――正しさなんて、最初からない」

あるのは正しさじゃなくて都合だ
(by 忍野メメ)

猫物語(白)

「阿良々木くんに迷惑をかけるのが嫌なら、何にも出来ないけれど、
私を巻き込んでちょうだい。そうね、一緒に死んであげるくらいのことはできるわ」
(by 戦場ヶ原ひたぎ)

「もやしっ子って、実はすごい褒め言葉なんじゃなくって!?」
「萌やしっ子……」
(by 戦場ヶ原ひたぎ&羽川翼)

「家族はいなきゃいけないものじゃないけれど、いたら嬉しいものであるべきなんだ。
私はそう思うよ。母親としては」
(by 阿良々木母)

「人は嫌なことがあったらどんどん逃げていいんだけれど、
目を逸らしているだけじゃ、逃げたことにはならないんだよ」
(by 阿良々木母)

「さっきお前も言ったじゃねーか。どうなろうと全部お前だよ。
変わってもお前だ。安心しろ。そこで変に甘やかしたりはしない。
嫌な奴になったら嫌ってやる。悪いことしたら怒ってやる。
恨まれたら庇ってやる。頭が悪くなったら――まあ、僕が勉強を教えてやるし」

泣いたら慰めてやる。
(by 阿良々木暦)

「誰もが誰かの続きであり、誰もが誰かに続くのじゃよ。
前の世代から受け取ったパスを、次の世代に繋げる。
いずれ誰かがシュートを決めるじゃろうし、シュートが決まった後も試合は続く。
それが血統ということであり、それが伝承ということじゃ」
(by 忍野忍)

「私は本物じゃなくて、人物でありたい」
「美しくなくっていい。白くなんてなくっていい。私はあなた達と一緒に、汚れたい」
(by 羽川翼)

「ああ、噂ではいるらしいね。目玉焼きに何かかける人って」

「無理だったかもしれない。無茶だったかもしれない。でも―無駄じゃなかった。
お前が命懸けで頑張って、この虎の放火をたった十秒遅らせてくれなかったら、僕は間に合わなかった」
「そしたら僕は、きっと泣いてたぜ」
(by 阿良々木暦)

私はあなた達を愛し、私を愛します。
(by 羽川翼)

傾物語

リアリティこそが敵で、戦う相手だ。
そして、そんなものに勝てる奴はいない。
歴史上、ひとりだっていなかった。
誰もが現実の前では討ち死にだ。
生きることは負け戦なのだ。
(by 阿良々木暦)

何者も何物も、変わらないものなどないというのなら。
運命にも変わってもらうとしよう。
(by 阿良々木暦)

「なんだ、プリキュアに文句があるなら、僕が聞くぜ」
(by 阿良々木暦)

「えーっと、他にお前様の友達は……」
「数えないで、厳しい現実と戦いたくないから」
「いち、にい、さん」
「指折り数えないで。片手で済んじゃうから」
(by 忍野忍&阿良々木暦)

「同性の幼馴染?なにそれ、なんか意味あるの?
そいつ、朝起こしに来てくれるの?」
(by 阿良々木暦)

「貞操なんぞ守ったことはない」
(by 忍野忍)

ロリな羽川。
なんと魅力的な響きだろう。
(by 阿良々木暦)

「きゃっほう!羽川の私服最高!」
「きゃーっ!」
「そしてつるぺた羽川最高ーっ!すげー、羽川がぺったんこだーっ!」
「きゃーっ!きゃーっ!きゃーっ!」
ロリ羽川が逃げ惑った。
あの羽川が怯えている!
僕に!
(by 阿良々木暦&羽川翼)

「しかし胸にすりあわされるあばらの感覚が、僕に重さを感じさせない……」
(by 阿良々木暦)

「幼女と言えば鎖骨とあばらだよな。おっと、危ない危ない。とても現代では言えない台詞だ」
(by 阿良々木暦)

「……んー。どうしたもんかな。忍、ちょっと腰骨を触らせてくれるか。
いいアイディアが閃くかもしれない」
(by 阿良々木暦)

「僕は戦場ヶ原のことが一番好きで、羽川のことをを誰よりも尊敬している。
八九寺と喋るのは何より楽しい。だけど、一緒に死ぬ相手を選べと言われたらお前を選ぶ」
(by 阿良々木暦)

「儂は春休みに、お前様が瀕死の儂を救ってくれたとき、嬉しかったぞ。
何も考えずに救ってくれたとき、世界ではないにしても自分の命と
引き換えに、儂を救ってくれようとして、嬉しかった」
(by 忍野忍)

「運命ってのはみんなで作るものであって、僕がひとりで変えようなんて傲慢だった――
そういうことなのかもしれないな」
(by 阿良々木暦)

中学生になれば小学生のクラスメイトを忘れていくように――
高校生になれば中学生のクラスメイトを忘れていくように――
だけど、彼らと同じクラスだったという現実は、記憶はできなくとも、
思い出として、心の中にちゃんと残るんだ。
(by 忍野メメ)

「でも、生きていてくれて、ありがとうございました」
(by 阿良々木暦)

「幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね」
(by 八九寺真宵)

花物語

「逃げの何が悪い?この世にあるほとんどの問題は、
逃げることで解決するじゃないか。逃げて先送りにしているうちに、
問題は問題じゃなくなってしまう――
『今このとき』に解決しようと思うから、人は苦労するんだよ」
(by 沼地蝋花)

『昔の知り合いに(女の子)におっぱい揉まれた』
『僕も混ぜて!』
中略――
『さっきのメールは冗談だ。なんで返信してくれないの?ひょっとして怒った?
怒ってないよね?いやでもマジごめんなさい、そんなつもりはなかったんだ。
どうか償わせてください』
(by 神原駿河&阿良々木暦)

「好きな奴がお前のことを好きになってくれるとは限らないのと同様――
嫌いな奴がお前のことを嫌いになってくれるとは限らないんだよ。
そして嫌われてくれるとさえ限らないんだ」
(by 貝木泥舟)

「大抵のことは逃げれば解決するのに、
逃げたら負けだと思ってる奴が――本当に多い。」
(by 沼地蝋花)

「才能がある癖に凡人と仲良くできるってすごいと思うよ。
どんな風に媚びたらそんなことができるんだい?」
(by 沼地蝋花)

「全方面に対する悪なんて存在しないんだ。
「どんな悪も、何かは救っている。
「どんな悪も、どんな悪魔も。
「逆に言えばどんな正義でも何かを傷つけている――
(by 沼地蝋花)

「あの教室にはクラスメイトを守ろうという気持ちを持った生徒がたくさんいた――
それがわかったとき、世界はまだまだ大丈夫だって思ったんだよ。
ヒーローになりたいと思う奴がそんなにいるなら――きっと世界は平和になるって」
(by 阿良々木暦)

「――なあ、沼地。お前、『やらずに後悔するよりやって後悔する方がいい』
 という言葉について、どう思う?」
「負け犬の遠吠えだ」
「やらずに後悔した方がいいに決まっている」
「そうだな。私もそう思う。やって後悔する方がいいなんてことをいうのは、
 『やってしまった後悔』の味を知らない、無責任な第3者の台詞だ」
「だけど―――
一番いいのは、やって後悔しないことだ」
(by 神原駿河&沼地蝋花)

「願いなんて、叶っても叶わなくてもいいんだよ。願いは自分でかなえるもので、
だから叶わないかもしれないんだけど、しかしたぶん、
願いを願うことそれ自体に、もう既に価値があるんだろ」

「願うこと――それ自体に?」

「ああ。手に入るかどうかはともかくとして、自分が何を願う奴なのかってことは、
知っておいたほうがいいだろうよ。
何を欲しいと思い、どうなりたいと思う、どんな奴なのか――
それを知っておかないとあっさり道に迷っちまうぜ」
(by 阿良々木暦&神原駿河)

「何を心配しているんだ。火憐ちゃんは大丈夫だよ。
僕が一生面倒を見るんだから」
(by 阿良々木暦)

囮物語

「暦お兄ちゃんなんて大っ嫌いだよ!」
(by 千石撫子)

「人は、自分が何を踏みにじって生きているのかわからない――
誰も彼も、自分が踏んでいるのは地面だと思っている。
違うね、踏んづけているのは地面なんかじゃなく、
蟻だったり、毛虫だったり、そして蛇だったりするのによ――」
(by クチナワ)

「力が強いってのは、ただそれだけのことで周囲に影響と悪影響を与えちまうもんなのさ。そこには責任なんて伴わない――。」
(by クチナワ)

「人間は――何にも食べられない。
食べるだけで、殺すだけ……罪に対する罰がない」
(by 千石撫子)

「で、でも、暦お兄ちゃんを差し置いて撫子ひとりがベッドで寝たりできないよ……」
「ああ、いやいや大丈夫」
「そのベッドなら、ふたりくらい寝れるから」
(by 千石撫子&阿良々木暦)

「よかったの。たまたま可愛くて」
(by 忍野忍)

「絶対に振られることのない相手に恋をするのって、楽だよね」
(by 阿良々木月火)

「宝くじ買う人っているじゃない。あんなの、普通に買ってて当たるわけがないのにさ。それなのになんで買うのかと言えば、『夢を買ってる』っていうんだけど……、
その言葉を聞くたびに私なんかは思っちゃうわけだよ――

『現実を買え』」

(by 阿良々木月火)

「そ、そうだね……だったら撫子、頑張ってエロくなる!」
「すげえ台詞だ……」
「エッチな本を読みまくるよ!」
(by 千石撫子&クチナワ)

「俺様はお前達なんか大嫌いだ!だけどクラスメイトだぜ、こん畜生が!」
(by 千石撫子)

「妥当な夢が叶わなかったら、ショックだもんね……高い理想を掲げることは、
きっと、自分を守ることなんだよ。だって叶わなかったとき、『やっぱり』って言えるもん」
(by 千石撫子)

「私を殺していいから、阿良々木くんは助けてあげてくれない?」
(by 戦場ヶ原ひたぎ)

鬼物語

「そんな中、せめてわたし達だけは自由でいたいものですよね!
八九寺真宵、十歳でーす!パンツとか見せまーす!」
(by 八九寺真宵)

「阿良々木さん!」
「どうしたツインおっぱい!」
(by 八九寺真宵&阿良々木暦)

「所詮、肝心なところで頼りになるのは自分だけだよ」
(by 斧乃木余接)

「……八九寺が寝てるってことは、何をしてもいいってことだよな……」
(by 阿良々木暦)

「……しかしこれ、考えてみれば夢のような状況だな。
教室の中に、まず僕がいて、そしてその周囲に、少女と幼女と童女がいる。
なんだ、ここはひょっとして桃源郷か?」
(by 阿良々木暦)

八九寺に悲鳴が響く。
超久しぶり。
まるで心地よいクラシック音楽でも聞いているかのようだ。
(by 阿良々木暦)

「なんだったらキスする相手はおまえだっていいんだぜ。
それならそうと早く言ってくれたらよかったのに」
「死んでください阿良々木さん。あ、じゃなかった、待って下さい阿良々木さん」
(by 阿良々木暦&八九寺真宵)

「おい八九寺。お前、先歩けよ」
「は?」
「何を言っているんですか、下種野郎」
(by 阿良々木暦&八九寺真宵)

「いいか、きみ達。僕はスカートを穿いた女性を見れば、
それだけでどきどきしてしまうけれど、必ずしもその中身を見たいわけじゃないんだよ。
むしろスカートの揺れ具合、風になびくスカートを見るだけで十分満足なんだ。
スカートに比べれば中身なんておまけだよ。中身が見えたら逆に目を逸らすくらいだ」
(by 阿良々木暦)

「誤解を解く努力をしないと言うのは、嘘をついているのと同じなんだよ。
(by 臥煙伊豆湖)

「世の中にはいい嘘と悪い嘘がある、それは認める。私はよく知っている。
だけどね、こよみん――許される嘘なんてものはないんだよ。」
(by 臥煙伊豆湖)

いいとか悪いとかじゃない。
嫌なんだよ、お前がいなくなるのが!
(by 阿良々木暦)

「もういいんですよ、阿良々木さん」
「阿良々木さんと楽しくおしゃべりしていたこの三ヶ月は、
わたしが一人で道に迷っていた十一年を、十分埋め合わせてくれましたから」
(by 八九寺真宵)

「失礼。噛みました」

「大好きでしたよ、阿良々木さん」
(by 八九寺真宵)

「さようなら」
八九寺真宵。
お前と遭えて、幸せだった。
(by 阿良々木暦)

恋物語