2023-7-18 01:00 /
雲雀ヶ崎(ひばりがさき)の由来
小樽が鰊御殿等の影響で有名である事、この鰊の別名が春告魚であるために春を告げる鳥として有名な雲雀の名がつけられるようになったのではと思う。

姫榊  (ひさかき)
「この巫女神楽だってそう、選ばれた巫女が機織りをしながら神の来臨を待つ棚機女の行事が元になってるのよ」

「神楽っていうのはね、霊魂の動きを身体で表現する祈祷(きとう)のことなの。そして神霊が依りつく呪具が採物よ」

「こももはね、その採物(とりもの)を使って霊魂を自身の身体に取り込み、鎮め、そして送り還しているの」

「鎮魂や魂(たま)送りって呼ばれてるけど、聞いたことくらいはあるんじゃないかしら」
機織り(はたおり)
機で布を織ること。機は布を織る機械のことで、動力化されない織機をいう

たなばた‐つ‐め【棚機津女・織女】
〘名〙 (中世は「たなばたづめ」とも、「つ」は助詞で「たなばたの女」の意) 機(はた)を織る婦人。特に、牽牛(ひこぼし)に対応する星で、初秋の頃、天の川のほとりに見える琴座の主星織女(しょくじょ)をいう。はたおりひめ。おりひめ。たなばた。


採物
とりもの
神楽(かぐら)などの神事芸能で舞人が手に持つ物。取物、執物とも書く。宮廷の御神楽(みかぐら)は、採物の部と前張(さいばり)の次第からなるが、採物の部は榊(さかき)・幣(みてぐら)・杖(つえ)・篠(ささ)・弓・剣(つるぎ)・鉾(ほこ)・杓(ひさご)・葛(かずら)の9種。採物の歌をうたうことが主で、舞を伴っていないが、採物にちなむ歌をうたうことによって、採物を囃(はや)すところに意味がある。採物は本来、神霊の依(よ)りつく依り代(しろ)であった。民間の神楽でもその基本形は採物を持って舞うことにあった。榊・幣・扇などがもっとも多く用いられるが、ついで杖・弓・剣・盆などがある。宮崎県の椎葉(しいば)神楽などのように弓や御幣(ごへい)などの、採物を持ち神の由来を説く唱教(しょうぎょう)(唱行)を唱えて採物に神を下ろしてから舞を行うところもある。


天津甕星(あまつみかぼし)日本神話に登場する星神で、悪神と明記される異例の存在である。
星天宮の生業
星天宮は星神を祭るための組織でり、各地に存在する。
これは、日本書紀において天津甕星がまつろわぬものとして描かれている事に由来していると考えられる。
天津甕星は日本神話において武甕槌命が悪神を平定したが、最後まで服従しなかったまつろわぬ神である。これを平定したのが織物の祖神とされる天羽槌雄神である。星天宮の採物が布帛となっているのは天羽槌雄神が星神を織物の中に封印した説が存在しているためにこれに由来するものと考えられる。
また、奉納する巫女神楽が”選ばれた巫女が機織りをしながら神の来臨を待つ棚機女の行事”を元としているのは
巫女が神楽を奉納することにより天羽槌雄神の来臨を待ち、星神が再び姿を現す事がないように鎮める意味を持っていると考えられる。
天津甕星が悪神として描かれているのは星神を信仰していた部族が大和王権に服従しなかった事が一説だといわれている。
棚機女:機織り機を扱う女性
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