2022-9-26 17:16 /
厌恶·茉莉的境况
 


原著:とむ少佐 
初翻:我不是爱丽丝,度娘(主要负责排列语序)
校对:有谁来吗?
润色:有谁来吗?
PS1:因为翻译经验不多所以会自己加点词下去疏通句意,虽说大概意思应该是没有错的……有错误可以在评论区指出,我会把原文一起发上来。还有就是可能会按照死亡顺序翻译吧,虽然不知道是不是按官网的降序排列的……(话说下面把原文放上去了我还能声称为自己原创吗?)
PS2:B站有发在这里再发一次。
PS3:七日间吧还留着前吧主翻译的茉莉的这篇外传补充小说(https://tieba.baidu.com/p/6038584534?pid=124141337026&cid=0#124141337026)我想应该是会比我翻译的好的。

 




■1
 
 汽车引擎轰鸣着爬上了坡道。车内剧烈地摇晃着,随之而来的是安全带多次勒住我的脖子。
 周围伸手不见五指。虽然车头灯似乎照亮了山路,但因为我一直低着头所以什么也不知道。
 坐在旁边的妈妈,应该是只径直看着前方驾驶着汽车。因为不想被她吼,所以我绝对不往妈妈那边看一眼。
 突然车子猛地停了下来,我的头猛烈地撞在仪表板的边上。在那疼痛还没有清楚传来的时候,妈妈从车上下来打开了我这边的车门。
 妈妈二话不说使劲拽着我的练习服,打算用惊人的力气把我拉出来。即便安全带被拉到极限勒紧着我的脖子,那种事对妈妈来说也无足轻重。
 因为抵抗这个选项也令我感到恐惧,所以我设法努力解开安全带后顺从地被丢了出去。完全倒在地面上后,可以清清楚楚地感受到冰冷泥土的触感。
 随后妈妈关上了副驾驶座的门,直到最后也默不作声,坐进了驾驶座。
 
 
■2
 
 稍早之前。在昏暗的房间当中,我一边吃着给我的粗点心,一边像是把头扎进去一般看着电视,被电视机所发出的光映着。
 我站着的话妈妈会发脾气,讲什么话也会发脾气,所以只能这样度过时间。
 妈妈变了是自从爸爸去世之后的事。
 爸爸非常温柔地疼爱着我,但当爸爸不在的时候,妈妈是怎么样翻脸比翻书还快的爸爸完全不知情。又或者,注意到了却也什么都没有说。
 我的妈妈,在和我两人独处的时候只会火冒三丈。
“看见你的脸我就心烦!”
 那样说着,拿各种各样的东西来砸过我。爸爸在的时候就笑眯眯的对我也很温柔。妈妈虽然最喜欢爸爸了,但却最讨厌我了。
 但是,自从爸爸死于“癌症”之后,我和妈妈一直都是两个人独处。而且,妈妈的暴躁性情变得比之前更加凶悍了。
 因为从学校回到家第一件事就是被她踹,所以我为了不让她注意小心翼翼地进了家。那样做之后,被不知何时在那的妈妈扇了一耳光。
 朋友来玩的时候,妈妈和以往不同,非常的温柔。所以我还以为妈妈的病已经治好了,但当朋友会去后我就被她比平常还要凶几倍地恶狠狠地砸了。那之后我再也没有邀请过我的朋友来。朋友来会让妈妈暴躁所以不好。对我而言就更加不好了。
 不叫朋友来,安安静静地回家,被踹,吃给我的粗点心,然后坐在电视机前是最好的流程。那样做的话就不会惹妈妈生气了。如果妈妈生气了,那时就蹲下来捂住耳朵,等待时间慢慢地过去的话就行了。
 但是,今天无论如何都想说出口。因为有在学校里大家都很期待的事情,而且那件事也在电视上的滚动新闻栏里被提及。
“明天,大家说是圣诞节。”
 站起来,走到妈妈身旁,这样说道。因为明天是特别的日子,听大家说圣诞老人会过来,会有什么好事情发生。所以,我也想要有好事情发生在我身上。
 妈妈红起以至今为止最脸红筋涨的脸,将我边踢边砸,然后骑在我的身上继续砸我。在那期间,妈妈一直不停怒吼着什么,但因为我设法捂住耳朵,什么都没听见真是太好了。
 ……因为讨厌讨厌的事情,所以不要去听的话就好了。
 当妈妈气喘吁吁停止了打砸的时候,她使劲拉着我的胳膊把我塞进了车里。
 
 
■3
 
 妈妈开的汽车的车尾灯渐渐消失。
 我就这样捂住耳朵,直等到再也看不见车尾灯时才站起来。
 周围非常地冷。虽说是光脚踩在冰冷的地面上,但脚指尖的知觉已经消失了。
 环顾四周,才了解到这里是哪里。虽然因为我一直捂住耳朵不太清楚,总之这里应该是不知在哪的离家很远的山上没有错。
 确认过周围谁都不在的事情后,我尝试将冻僵了的手指慢慢地从耳朵上移开。
“我已经忍无可忍了! 看我不把你给扔出去!”
 在耳朵的深处妈妈的声音依旧回荡着。我猛地捂起耳朵。
“我明明想要个男孩子!”
 
 我讨厌妈妈的声音。快忘掉吧。
 我讨厌寒冷。快忘掉吧。
 我讨厌伸手不见五指。快忘掉吧。
 我讨厌讨厌的事情。快忘掉吧。
 
 再一次慢慢地将手从耳朵上移开时,已经听不到妈妈的声音了。
 取而代之的是,寒风簌簌地呼啸着从我的身旁吹过。
 因为妈妈的车向身后开走了,我只好爬上山。
 总算将变得没有知觉的脚挪动起来后,我看到道路前方似乎有什么白色的东西在动着。走过去一看,那个白色的东西将路上长一半的草“嘶嘶”地切成细丝。
“你在干什么?”
 我止步询问他后,那个白色的东西停下把草切成细丝,看向了我这边。
 虽然感觉被他注视了一段时间,但马上那个人这样回答道。
“平安夜,可真是会有不可思议的事情发生啊……”
“诶?”
 我明明应该是在问他在干什么,可那个人却先说了完全无关的话。
 
 
■4
 
“我呀,正在采摘草药途中哦?”
“草药?”
 因为从没见过做着那样的事情的人,总觉得很开心。
“过来一下。”
 话音刚落,面色苍白的人又把草“嘶嘶”地切成细丝。
 走近他的身边蹲下后,他递给了我一朵花。
“好可爱!”
“拧那根茎的话就会有汁液流出来。把手伸过来。”
 我照他说的将两手当做碗,面色苍白的人往那拧了好几根茎。
“喝下去吧。对身体很好哦?”
 那时我第一次,注意到这个面色苍白的人是个老爷爷,穿着白大褂。医生先生说对身体很好的话,我也没有怀疑的理由。
 把轻松汇集在手中的汁液咕噜咕噜的喝下。那些汁液有些苦,和想象中的味道不一样。
“好苦……”
 我把舌头伸出来给他看,医生先生点了点头。
“对身体好的药,是苦的哦。”
 最后摘了一个草药,医生先生站了起来。
 我也跟着要站了起来的时候,膝盖僵在那弯曲着,使不上力气。医生先生把草药拿来给我看了看。
“这朵花叫做虞美人(注:罂粟花的近亲,花和全株入药,含多种生物碱,有镇咳、止泻、镇痛、镇静等功效)啊,磨碎后流出来的汁液有催眠的作用。”
 那句话还没有听完的时候,我就失去了意识。



嫌悪マリの場合
 
 
■1
 
 車は唸りを上げて坂道を登っていた。車内が激しく揺れて、それに合わせてシートベルトがなに度も首に引っかかった。
 辺りは真っ暗だった。車のライトは道を照らしているようだけど、私は俯いているからなにもわからなかった。
 隣でママが、まっすぐ前だけを見て運転しているはずだった。怒鳴られたくなかったから、絶対にママのことを見ないようにしていた。
 急に車がストップして、私はダッシュボードの辺りに強く頭を打った。その痛みがまだはっきりと伝わってこないうちに、ママが車を降りて私のほうのドアを開ける。
 ママはなにも言わず私のトレーナーをぐっと掴むと、すごい力で引きずり出そうとした。シートベルトが限界まで引っ張られて私の首を締めても、そんなことはママにとって構うことではなかった。
 抵抗するのも怖かったから、私はなんとかシートベルトをどかして素直に放り出された。地面に倒れ込むと、冷たい土の感触がよくわかる。
 それからママは助手席を閉め、最後までなにも言わずに運転席に乗り込んだ。
 
 
■2
 
 少し前のこと。暗い部屋で、与えられた駄菓子を食べながら、私は食い入るようにテレビの放つ光に照らされていた。
 私が立っているとママは怒るし、なにか喋っても怒るから、そうやって過ごしているしかなかった。
 ママが変わったのはパパが死んでからのことだ。
 パパはすごく優しくて私のことを可愛がってくれたけど、パパがいない間、ママがどんな風に豹変しているかをパパは全く知らなかった。もしくは、気づいていてもなにも言わなかった。
 ママは、私と二人きりになると怒ることしかしなかった。
「あんたの顔を見るとイライラする」
 そう言って、私のことを色んなもので叩いた。パパがいる時はにこにこして私にも優しかった。ママはパパのことが大好きだったけど、私のことは大嫌いだった。
 でも、パパが「がん」で死んでしまってから、私とママはずっと二人きりだ。それに、ママのイライラは前よりひどくなった。
 学校から帰ってくるとまず蹴られたから、気づかれないよう静かに家に入った。そうすると、いつからいたのかと頬を叩かれた。
 友達が遊びに来た時、ママはいつもとちがってとても優しかった。だからママの病気は治ったんだと思ったけど、友達が帰るといつものなに倍もひどく叩かれた。それから私は二度と友達を呼ばなかった。友達はママのことをイライラさせるから悪い。私はもっと悪い。
 友達を呼ばず、静かに帰ってきて、蹴られて、与えられた駄菓子を食べて、あとはテレビの前に座っているのが一番良かった。そうしていればママのことを怒らせなくて済んだ。もしママが怒った時は、うずくまって耳を塞いで、時間が経つのを待てば良かった。
 でも、今日はどうしても話したくなってしまったのだ。学校でもみんなが楽しみにしていることがあって、それがテレビの中でも仕切りに取り上げられているから。
「明日、クリスマスなんだって」
 立ち上がって、ママのそばに行って、そう言った。明日は特別な日だから、サンタさんが来てくれて、なにかいいことが起こるってみんなが言っている。だから、私にもいいことが起こると思った。
 ママは今までで一番顔を赤くすると、私のことを蹴って叩いて、それから馬乗りになって叩き続けた。その間中、ママはなにか怒鳴り続けていたけど、私はなんとか耳を塞ぐことが出来たから聞かなくてよかった。
 ……嫌なことは嫌だから、聞かないことにしてしまえばいいんだ。
 ママが息を切らせて叩くのをやめると、腕をぐいと引っ張って車に詰め込んだ。
 
 
■3
 
 ママの運転する車のテールライトが小さくなっていく。
 私は耳を塞いだまま、それが見えなくなるまで待ってから立ち上がった。
 とても寒かった。冷たい地面を裸足で踏んでいるけど、指先の感覚はもうない。
 辺りを見渡して、ここがどこだかわからないことがわかった。ずっと俯いて耳を塞いでいたからわからないけれど、とにかくここがどこか遠いところの山の中だということに間ちがいはなさそうだった。
 周りに誰もいないことを確認して、それから凍えた指を耳からゆっくりと離してみる。
「もう限界だ! 捨ててきてやる!」
 まだ耳の奥にママの声が反響していた。私はパッと耳を閉じた。
「私は男の子が欲しかったのに!」
 
 ママの声は嫌だ。忘れよう。
 寒いのは嫌だ。忘れよう。
 真っ暗は嫌だ。忘れよう。
 嫌なことは嫌だ。忘れよう。
 
 もう一度ゆっくり耳から手を離すと、もうママの声はしなかった。
 代わりに、冷たい風がひゅうと音を立ててそばを通り過ぎていった。
 ママの車は後ろへ走っていったから、私は山を登るしかなかった。
 感覚のなくなった足をどうにか動かしていくと、道の先でなにか白い物が動いているように見えた。歩いていくと、その白い物は道の途中に生えている草をぶちり、ぶちりと千切っていた。
「なにしてるの?」
 私が立ち止まって尋ねると、その白い物は草を千切るのをやめてこっちを見た。
 しばらく眺められていた気がしたけど、やがてその人はこう答える。
「クリスマスイブってのは、不思議なことがあるもんだ」
「え?」
 私はなにをしているのか訊いたはずなのに、その人はまず全然関係ないことを言った。
 
 
■4
 
「薬草をね、摘んでいるんだよ」
「薬草?」
 そんなことをしている人を見たことがなかったから、なんだか楽しそうだった。
「きてごらん」
 そう言って、白い人はまた草をぶちりと千切った。
 寄っていって隣にしゃがみこむと、一本の花を渡された。
「かわいい」
「その茎を絞ると液体が出てくるんだ。手を出して」
 私は言われるままに両手で受け皿を作り、白い人はそこへなに本か茎を絞った。
「飲んでごらん。体にいいんだよ」
 その時初めて、白い人がおじいちゃんで、白衣を着ていることに気がついた。お医者さんが体にいいって言うんだから、私が疑う理由もなかった。
 手のひらに集めた液体をゴクリと飲む。それは少し苦くて、想像していた味とはちがっていた。
「苦いね」
 私が舌を出してみせると、お医者さんは頷いた。
「体にいい薬は、苦いものなんだよ」
 最後にひとつ薬草を摘むと、お医者さんは立ち上がった。
 私も釣られて立ち上がると、膝がかくんと曲がって力が入らなかった。お医者さんが私に薬草を見せてくる。
「この花はヒナゲシと言ってね、磨り潰して出た液体には睡眠作用があるんだ」
 その言葉を聞き終わらないうちに、私は意識を失っていた。
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